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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 英国における異文化(25)パブと酒類(7) (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

英国における異文化(25)パブと酒類(7)

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

16/01/07

英国における異文化シリーズ25回目の今日は、パブと酒類のお話です。お酒についてお話しするのは今日で7回目になります。

今日はサイダーのお話です。サイダーというと何を思い浮かべますか?

サイダーというと普通は炭酸飲料で砂糖が入っていて甘くて子供たちが飲むものというイメージをお持ちの方が多いかと思います。実は私もそのイメージしかなかったのですが、アメリカやイギリスでは少し意味合いが異なっており、アメリカでは、林檎ジュースを指します。アメリカでは炭酸が入っていないものが一般的で、いわゆる林檎ジュースです。アルコールも入っていません。

ところがイギリスでは、林檎で作るのはアメリカと同じですが、発酵してアルコールが入っている飲料を指します。
そのため、イギリスでは子どもの飲み物ではありません。サイダーはフランス語で言うとシードルになり、おそらくフランスでもアルコール入りで飲むのではないでしょうか。このアルコールの度合いですが、大体2度から3~4度が一番多いと思いますが、中には7~8度、下手をすると10度というものまであります。
アルコール度数が2度と10度だと随分味わいが違いますね。10度のサイダーは、ウォッカと間違えたのかな?というような感じがします。サイダーというのは国民的飲料といってもいいと思います。パブに行って、サイダーが置いてないところというのは考えられません。そしてその土地、その土地のブリュワリーで違った品物が作られていて、地方のサイダーがあります。日本でいう日本酒があちこちで作られていて、味わいが違うのと同じです。

イギリスではサイダーは非常に有名な飲み物なのです。例えば大きなスーパーマーケットとかに行くと、缶入り、瓶入りのサイダーだけでも10種類くらいのものがズラーッと並んでいます。日本でも缶入りのビールが10種類くらい並んでいるのが普通なのと同じ感覚です。もちろん林檎で作っていますから、甘いものですけれども、中には渋いのが目立っているものもあったり、甘みが強いものもあったり、様々です。これのすごい所は、缶入り瓶入りから生樽入り、ビールと同じで様々な売り方味わい方がありまして、特に屋外で飲むと非常に気分爽快です。林檎の果樹園の林檎の樹の下でいただいたことがあるのですが、これは格別です。ピーカンの林檎の果樹園で、林檎がどっさりなっている下で、チビリ、チビリではなく、グビリとやるんですね。もうその日は完全にオフにしまして、邪念の無い状態で呑むわけですけど、とても美味しいですね。

最近は、日本のスーパーマーケットやらお酒の専門店の方でも幾つか置いてあるところがあります。お店の人に聞くと多分これのことですね、っていうのは分かると思いますが、イギリスと違って何種類も置いてあるというようなものではなく、もしかしたら店員さんも置いているのに知らないということがあったりするくらいの普及率ですが、所謂その英国風のパブなどというものが、日本の各都市にも少しずつ出来始めていますね。これを置いていないと英国風のパブとは言えないというほどイギリスでは欠かせないものです。

非常に熱心なパブになると、全国のローカルブリュワリーが作った希少なサイダーを集めて、ズラリと並べているところがあったりします。ただ、残念なことに訪れても30種類をいっぺんに飲むわけにはいきません。何度も通いつめないと全種類のサイダーを制覇することはできませんが、それぞれ味わいが本当に違います。

また、通常サイダーはリンゴで作られるわけですが、梨やマンゴーなど他にも様々なものがあります。これらは林檎で出来たものをベースに混ぜていることが多いとは思いますが、これがまた美味しいです。イギリスに行くと、どれとどれを混ぜるとおいしいなど、サイダー女子会が出来てしまいます。ビールよりもサイダーの方がいいと言って群がる日本人観光客が女性の方々を中心にして多いですね。
非常に飲みやすく、女性が好きなのもうなずけます。これは一度ビジネスマンの方々を前に、もう少し大々的にサイダーを日本で売れないだろうかと言う話をしたことがあります。もちろんその成果というわけではありませんが、その後から幾つかのお店でサイダーを置き出したところがあり、非常に嬉しくなりました。もっと色んな味わいのものがあるので、もっと積極的に売っていただけると非常にうれしいですね。

では、今日のまとめです。
イギリスのパブで飲む飲み物の中で、サイダーの占める位置を皆さん是非認識してください。そして、イギリスに行ったときに必ずサイダーを飲みましょう。サイダーを飲まずにイギリスを語ってはいけません。そして、もし良かったら色んなバージョン、梨のバージョン、マンゴーのバージョンを味わっていただいて、へべれけで帰国していただければと思っております。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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