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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 京セラ哲学から見た従業員モチベーション向上の7つのカギ6 (日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学/岩崎勇)

京セラ哲学から見た従業員モチベーション向上の7つのカギ6

岩崎勇 日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学

16/01/13

【テーマ:京セラ哲学から見た従業員のモチベーションを向上させるための7つの鍵】
⓪概要 ①パートナーとして迎え入れること、②従業員に心底惚れてもらうこと、③仕事の意義を説くこと、④ビジョンを高く掲げること、⑤ミッションを確立すること、⑥フィロソフィーを語り続けること

1 はじめに
このシリーズでは、「京セラ哲学から見た従業員のモチベーションを向上させるための7つの鍵」とい
うテーマでお話ししています。これは、稲盛和夫『従業員をやる気にさせる7つのカギ』という著書をベースにしております。今日はその6番目の「フィロソフィーを語り続ける」というお話をします。

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2 フィロソフィーを語ること
フィロソフィーとは哲学を意味しますが、ここで、哲学とは、人間や経営等に関する基本的・根本的な考え方ということです。例えば、人生哲学について考えてみると、例えば、「人は何のために生きているのか」とか、「何のために働くのか」といった生き方とか働き方を問うわけです。特に「1回きりの人生をどう生きるのか」ということが最も重要ですが、皆さんはどうお考えでしょうか。

3 人は何のために生きているのか
この「人は何のために生きているのか」とかということに関しては、例えば、次の主に2つのことが考えられます。すなわち、第1が、社会貢献できること、ないし社会の進歩発展に尽くすことです。第2は、自分自身が幸せになれることです。これに関連して、私のゼミでは、「人を作る」ということをテーマとしていますが、これらの2つのことができる人間なれる人を募集しています。社会貢献とハッピーになることが実は人生の目的ではないかと私は考えています。何のために生きているのかと問われたら、やはり自分がハッピーになって、みんなもハッピーになるというのが一番丸く収まるように思います。ここで重要なのは、自分だけの幸せではないということです。自分プラスアルファで他の人の幸せも考えるのです。この考え方を基礎にすれば、「人間はどうして働くのか」ということを考えた場合、それは自分のためでもあり、他人のため、社会のためへと広がります。例えば、京セラでは経営理念を明示していますが、何のために会社経営をやっているのかというと、他の会社のそれと異なり、「全従業員の物心両面の幸福を追求すること」ということを掲げています。物的だけ、経済的だけではなく心の幸福も追求する。そしてさらに、「人類社会の進歩発展のために貢献すること」という理念が続きます。
結局、幸福の追求と社会の進歩発展のためということは、重なり合うところがあります。すなわち人間は何のために生きているのか、何のために働くのかということを根本的に考えて、そこから生き方とか経営の仕方とかを自分自身で考えて行くことが重要ではないかと思います。

4 フィロソフィーを語り続けること
従業員のモチベーションを上げるための7つの鍵の1つが、「フィロソフィーを語り続けること」ということですけど、この稲盛氏は、『京セラフィロソフィー』という本を書いています。何百ページとある分厚い本ですが、これだけの京セラ哲学があり、これを機会があるごとに従業員に語っています。どこで語るかというと、経営者自ら忘年会とか新年会にお酒を持って出向き、従業員たちとお酒を交わしながら自分の持っている哲学的な話や会社の経営について、人生相談など様々な話をしています。つまり、直接コミュニケーションを一番重視しているわけです。そして常に、ことあるごとに定期的にいうということがとても大切です。

5 京セラの経営理念
京セラの場合、従業員を物心ともに幸福にさせることを第一の目標に掲げているため、従業員も自分達を大切にしてくれていると会社に共感を持ちます。そうすると従業員達のモチベーションは上がります。やはりそれだけではなく、社会貢献も経営理念の基であることで従業員とも一緒に働きやすくなります。
例えば、素晴らしい人生を送るためにはどういうことを考えたらいいのかというと、成功の方程式である、「考え×情熱×能力」を常に考え、従業員に語りながら、こうやればいい人生、成功するよとか、幸せになれるよということをいつも語り続けることが大切です。

6 心に描いた通りになっていく
さらに、「全てのものが心に描いたとおりに成っていく」と信じていく。それを信じられる人と信じられない人がいますが、信じた方が得です。何故かというと、信じて夢を持っている方向に素直な心で努力していくと、方向的にはそちらの方に向いていきます。諦めてしまうのではなく、高い夢や志を描くというのが必要です。

7 判断基準としての本心良心
高尚な哲学を身につけ、人間として正しい生き方や正しい判断をするためには、以前の『7つの習慣』でもお話したように、本心良心に従うことが重要です。これに従っていると、長期的・全体的には間違いはありません。

8 むすび
従業員のモチベーション向上のためにはフィロソフィーを語り続けること。すなわち、懇親会を、自腹を切って開いて、従業員のために、従業員が共感できるような崇高な哲学を話し続けることが従業員のモチベーション向上に繋がるというお話しでした。

〔参考〕稲盛和夫『従業員をやる気にさせる7つのカギ』


分野: コーポレートガバナンス 財務会計 |スピーカー: 岩崎勇

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