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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 京セラ哲学から見た従業員モチベーション向上の7つのカギ4 (日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学/岩崎勇)

京セラ哲学から見た従業員モチベーション向上の7つのカギ4

岩崎勇 日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学

15/12/16

【テーマ:京セラ哲学から見た従業員のモチベーションを向上させるための7つの鍵】
⓪概要 ①パートナーとして迎え入れる、②従業員に心底惚れてもらう、③仕事の意義を説く、④ビジョンを高く掲げる

1 はじめに
このシリーズでは、「京セラ哲学から見た従業員のモチベーションを向上させるための7つの鍵」とい
うテーマでお話ししています。これは、稲盛和夫『従業員をやる気にさせる7つのカギ』という著書をベースにしております。今日はその4番目の「ビジョンを高く掲げる」というお話をします。

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以前から、ご説明していることですが、まず経営者が会社を発展させる場合に行うべきこととして、大きく2つのことがあります。
まず第1は、「会社を正しい方向に導く」というリーダーシップについてです。経営者は従業員を正しい方向へ導いていく必要がありますが、その際の方向性として、収益が上がって、かつ社会の発展に貢献するという「正しい方向に導く」ということが大切です。第2は、経営者と同じような気持ちを持つ従業員を育て、その協力を得て、会社の発展に貢献してもらう必要があります。このように、会社を発展させるためには、このリーダーシップにおける正しい方向性と、従業員のモチベーションを高め、協力を仰ぐという二つが重要です。

2 ビジョンを高く掲げること
今日は、第4番目の「ビジョンを高く掲げる」ということが、従業員のモチベーション向上につながるということをお話します。
リーダーシップを発揮する方向性として、実現可能な「ビジョンを高く掲げる」ということが重要になります。夢や願望を掲げるわけですが、単なる夢や願望ではなく、長期的にその大きな方向を目指しながら常にそれを達成したいと思える大きな目標を掲げないと、なかなかうまくいきません。足元を見ながら、しかも実現可能な大きな目標に向かっていくということがポイントです。

3 成功の方程式とビジョン
成功の方程式を考えて欲しいのですが、「成功」というのは、「考え方」と「情熱」と「能力」の掛け算として表せるものです。ここで言う「ビジョン」が、この式の「考え方」に当たり、非常に重要です。成功の方程式とは、大きなビジョンを掲げながら情熱的に、能力を最大限発揮していくことが成功を導くというものです。この場合、正しい方向に向かい、できるだけ高い角度にもっていくことが大切です。具体的には、会社を経営する上で、例えば、「町内一の会社になろう」とか、あるいは「福岡県で一番になる」、「関西で一番」、「日本で一番」、「世界で一番」というように目標を具体的に、そして高く持つということです。このように目標を段階的に徐々に大きくしていきながら、常に従業員と語り合い、共有し、ベクトルを合わせておかないといけません。ところが、多くの企業では、経営者が思っていることが、従業員にまで下りていっていないということが非常に多いようです。このため、京セラの場合は、従業員とビジョンを共有するために、定期的にコンパなどを開いて、いつも従業員に語りかけています。

4 記憶の方法とビジョンの共有
物事が長期的に記憶されるための方法として、一般に、次の二つの方法があります。第1は、強いショックを与えることです。すなわち、衝撃が強い場合は、記憶が残りやすくなります。第2は、常に言い続けることです。何度も繰り返し聞くうちに、自然とその言葉が記憶に刷り込まれていくのです。そのため、「大きな会社になるぞ」と経営者が何回も言い続けると、従業員も自然に潜在意識に刷り込まれ、自然と会社がその方向へと発展することになります。

このように、経営者は、会社のビジョンを従業員と共有するために、常に従業員に話しているかということが大切です。常にビジョンを話して、従業員と共有することによって、従業員と足並みをそろえ、同じ方向に進んでいくということが非常に重要です。

5 夢の実現の法則
一般的な会社の場合は、既にお話しした通りですが、個人的に夢を達成する場合はどうしたらいいのでしょうか。これには、次のような従うべき一般的なルールがあります。すなわち、第1は、「正しくて明確な目標を設定する」ということです。第2は、その「夢を思い続けること」が重要です。それを続けていくと、潜在意識に落ちていき、潜在意識が目標に向かって何をすればいいかというアイデアを自然に出してくれます。例えば、お風呂に入っている時とか、散歩している時、寝ている時にふと良いアイデアが浮かぶ時があるかと思います。そういう時というのは、普段から顕在意識で思っていることが、潜在意識にまで下りて行き、潜在意識の中のあらゆるデータを駆使して、最適なものを持ち出してくることから起こるのです。このように潜在意識を活用するということがポイントです。すなわち、自己暗示にかけるように、顕在意識で言い続け、考え続けていると、自然と潜在意識にそれがすり込まれてその潜在意識が良いアイデアを出してくれるということです。しかし、願い続けるだけではなく、第3に、情熱的な努力を継続することも必要です。すなわち、夢に向かって行動しなければなりません。この場合、人一倍の努力をするということが大事です。しかし、努力しても必ず成功するとは限りません。そのため、第4に、失敗しても、成功への一里塚、意義があり、価値のある良い経験を予定通りし、順調であるとブレイクスルー思考でポジティブに考え、失敗にめげず努力を続けるということも重要です。そして、第5に、最後まで夢の実現を信じ切ることです。このことによって、何時の日か必ず夢が達成できます。

6 むすび
従業員のモチベーションを高めるためには、ビジョンを高く掲げ、従業員とベクトルを合わせて、協力を得て、会社を発展させることが重要であるというお話しでした。

〔参考〕稲盛和夫『従業員をやる気にさせる7つのカギ』

分野: コーポレートガバナンス 財務会計 |スピーカー: 岩崎勇

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