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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 英国における異文化(24) パブと酒類(6) (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

英国における異文化(24) パブと酒類(6)

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

15/11/04

「英国における異文化シリーズ」では、お酒についてお話してきましたが、今日はその6回目でスコッチウィスキーのお話です。

世界には様々なウィスキーがありますが、地域によってカテゴリー分けがあります。スコッチと言ってみたり、アメリカンと言ってみたり、アイリッシュと言ってみたりします。また、アメリカ産の中の一部の地域のものをバーボンと言うこともあります。どれも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。最近は日本のウィスキーもステータスが上がってきていて、「ジャパニーズ」というのが1つのスコッチの種類の中に入っています。それだけ品質が良くなってきているということです。ウィスキーと言えば、最近NHKの朝ドラ「マッサン」をきっかけにして世の中でスコッチが注目されるようになりました。

ウィスキーは、スペルが地域によって異なり、英語を専門とする私たちにとっては一つのネタになります。"whis"までは同じですが、そのあと"ky"と書くのがスコッチ、スコットランドですね。そして、それ以外のアメリカとアイルランドを中心にしてkとyの間にeが入ります。ウィスキーという言葉自体は勿論英語の単語ですが、その起源についてはいくつか説があるようです。真偽はわかりませんが、ラテン語の「命の水」という言い方があり、発音がとても難しいのですがそれがスコットランドのゲール語という言語に入ってきて、その中で訛っているうちにこういうことになったという説があります。向こうでも、スコットランドでも、色々なウィスキーの造り方を紹介するアトラクションなどでは「命の水だ」といって自慢しています。つまり「これは飲まなければならないものだ」、「人生に必須のものだぞ」という気持ちで話しているようです。

ところで、先ほど産地によって様々な名称があるとお話しましたが、スコッチにはスコッチの特徴があります。スコットランドの海岸地方では、砂浜などを掘っていくと下のほうに泥の地層があり、その中に燃える成分を含んだような地層があります。これを英語ではpeat、日本語では泥炭・泥の炭と書きますが、この地層を燃料に使って原料になる麦をいぶしている内に、この匂いがつき、これがスコッチの香りの特徴になっています。これはアイルランドにはないやり方で、味わいが全然違うというふうに言われています。勿論アメリカンとかカナディアンとかジャパニーズそれぞれの味があるわけです。スコッチというと、そこだけで知識が終わる方もいるかと思いますが、種類があり、シングルモルトなどと言ったりもします。モルトというのは元々原料に使う「麦芽」のことを指します。ある蒸留所ではある種類の麦芽を使って作るわけです。それだけで留まっている、つまり一つの蒸留所の中で出来たものだけを製品にしているのをシングルモルトのウィスキーと呼びます。通常はそれにグレンウィスキーといってトウモロコシその他の穀類を入れて作ったウィスキーとモルトで作ったウィスキーを混ぜてブレンデッドという形で販売しています。元々ウィスキーというのはそのようにして様々な所で出来たものをプロのブレンダーという人が様々な組合せで作っていました。その組合せの絶妙さが製品としての価値になるというのが、腕の見せ所でした。ところが最近では蒸留所1つ1つの味わいがはっきり出ているシングルモルトがもてはやされていて、ふくよかさはあまりありませんが、非常にはっきりとしたシャープな味わいがあります。これは好みの問題ですが、通常のウィスキーはブレンドしているものですから、シングルモルトは貴重で結構高いです。そしてスコッチというと、様々な銘柄を皆さんご存じだと思います。カティーサーク、バランタイン、シーバス・リーガル、ジョニー・ウォーカー、ティーチャーズ、ベル、ホワイトホースなどは、どこかで聞いたことありますよね。これは全部ブレンデッドウィスキーです。ということは、日本に入ってきているものもブレンデッドウィスキーが多いといえます。
ではシングルモルトの方はどうでしょうか。ボウモア、ラフロイグ、タリスカ、グレンフィディック、マッカラン、ストラスアイラど、先ほどと比べて聞いたことのない名前が多いかと思います。このように、シングルモルトはあまり世に多く出てきているものではないですね。その中でグレンフィディックだけは全世界に出ていて、おそらくスーパーなどでも購入することが出来ます。

今日はお酒の中でもウィスキー、ウィスキーの中でもスコットランドの特徴についてお話をしました。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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