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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 今年も行きましたイギリス(2)ケンブリッジの変容 (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

今年も行きましたイギリス(2)ケンブリッジの変容

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

15/10/15

 前回に引き続きケンブリッジのお話です。今日は大学から離れまして、町の中が変わってきているというお話を3つ程したいと思っています。

 まず、日本食のレストランが増えたという話題です。レストランと言うよりもお持ち帰り寿司店みたいなところが多いのですが、今年イギリスに行ってみると、以前にもまして日本食のレストランが2つ程増えていました。マーケットプレイスの横にある本当の観光客が行く超一等地の場所に、お寿司屋さんが増えていました。こうした変化を前振りに少しイギリスのお寿司の話をしたいと思います。イギリスでは以前からお寿司は健康食品ということで、ニューヨークやパリと同様に取り入れられていました。しかし、なにせ魚の種類が少なく、例えば十貫入りのセットを買うと、サーモンサーモンサーモンサーモン、キュウリ、サーモンサーモンといった感じで、ほとんどがサーモンという状況でした。どこの日本食屋さんも日本語の名前がついており、「Wagamama」とか、「Wasabi」、「Itsu」、「Yo Sushi」など日本語から来ている名前のところが多くみられます。どれもチェーン店なのですが、やはりケンブリッジというのは観光客が押し寄せるところのため、徐々にチェーン店的なものに席巻されていっているのはケンブリッジも例外ではありません。ただ、東洋系の学生の話によると、非常に気軽な日本食店ができたようなので、今回はいくことができませんでしたが、また次回を楽しみにしているところです。

 次のお話は以前にどこかで少しお話をした、コーヒーのチェーン店が増殖してきているというお話です。これは先ほどの日本食店と重なるところがありますが、チェーン店がいわゆるイギリスの伝統的な個人経営のお店と入れ替わってきているという現状があります。いわゆる日本で言う「スタバ」、スターバックスがイギリスではかなりあちこちに進出していまして、ケンブリッジも一等地にどっと出来てきています。それにより、地元のローカルな紅茶の茶葉を売るお店の売り場面積も徐々に紅茶が狭くなり、それに替わってコーヒーが増えているという状況で、所謂文化が変化してきています。その他イギリスでは、日本ではまだあまり馴染みがありませんが、「ネロ」や「コスタ」というお店もケンブリッジに進出してきています。特に「コスタ」というお店はまだ日本には無いようですが、世界のコーヒーの売り上げ1位がスターバックス、2位が「コスタ」です。なんとイギリスでは、コスタが売上1位なのです。ところがこの「コスタ」にしても「ネロ」にしても、元々味の嗜好としてはイタリア系のものです。同じコーヒーとはいえ、徐々にイギリスの伝統的な飲み物の店が少なくなってきているということの裏返しでもあります。僕としては葉で入れてくれたリーフティーをきちんとメイド服で固めたメイドさんがやってきて、いらっしゃいませで飲ませてくれる、というのがとても贅沢で好きなのですが、なかなかそういうお店は無くなってきています。ケンブリッジでも、チェーン店に押されてなくなってしまうのではないかという勢いです。

 最後にこれは知る人ぞ知る衣料品のチェーン店「Superdry」のお話です。日本には進出していないため、ご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、所謂アサヒのSuperdryと全く同じ綴りの衣料品ブランドがあります。会社の名前は別ですけれども、ブランド名が「Superdry」と言い、例えばTシャツに「Superdry」と書いてある上に、漢字で「極度乾燥(しなさい)」と書いてあります。
何のことだかさっぱりわからないわけですが、向こうはTシャツに意味がわからないけれども格好いいから漢字を書くというのが流行っていて、そのノリの1つだろうと思います。その他にも例えばリュックサックの背面とか様々なところに「Superdry極度乾燥(しなさい)」のロゴがあしらってあるわけです。私たち日本人からすると非常に恥ずかしいですが、彼らは格好いいと思って身につけているようです。これは1995年創業で、日本に来てブランド名を思いついたようですが、理由はご想像のとおりだと思います。価格は安いものが中心で、日本でいうとユニクロに近いようなお店かなという気がしています。本社がチェルトナムというところにありまして、チェルトナムというのは、コッツウォルズの中にありますが、コッツオルズは昔産業革命時代に衣料品を世界に販売した際に羊毛を生産した場所で、羊が多く非常に豊かなイメージがある所です。どうもその流れをくんでいるのかなという気もします。もしかしたら日本にくるかもしれませんし、イギリスに行かれた方は、ああこんなのがあるな、あの話に出てきたなというふうに思っていただければと思っています。

 ケンブリッジで見たイギリスということで徐々に町の様子が変わってきているというお話でした。日本食店、中でもチェーン店が特に増えていること、そしてコーヒーが紅茶を席巻しているというお話、日本にちなんだ新しい名前のブランドが出来ているのが面白いというお話をさせていただきました。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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