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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 学び方を学ぼう⑨ネット&TV (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

学び方を学ぼう⑨ネット&TV

田久保 善彦 リーダーシップ領域

15/08/21


引き続き、拙書『27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力』(東洋経済新報社、2015)の内容について話をさせていただきます。

この番組を聴いてくださっている方々の多くが、スマホを持っていると思います。現代では、スマホやPCを通してネットから情報を収集することは欠かせません。しかしネットには、国が正式に発表している統計データもあれば、個人が書いているよくわからないブログまで、玉石混淆と言わざるを得ないデータが散らばっています。役員会の資料で国が発表しているデータを用いることはあるでしょうが、誰かもわからないブログに書かれてある数字を用いることは、基本的にありえないと思います。しかしながら、冷静に考えてみると、この種の話についてどこまでがイエスでどこからがノーなのかという判断基準を、皆さんはきちんと設定できているでしょうか。情報を信用する判断基準を確立することが、ネットの情報を取り扱う上で重要なポイントとなります。もっとも明確に線引きすることは難しく、経験を重ねる中で身に付けていくしかありませんが。たとえば、ネットを使い込むうちに、業界の信頼出来る有名人が引用しているサイトであれば比較的信頼できるなぁといった考えに至ることもあるでしょう。いずれにしても、ネットから情報を収集する際には、なるべく複数のサイトを見比べた方がよいです。また、複数の優良サイトからリンクが張られているサイトも大切です。このように自分で試行錯誤しながら、注意を鋭敏にしつつ、判断基準を確立していくことが肝要となります。

一方で、国の統計をそのまま鵜呑みにするのも危険です。私は以前に、三菱総合研究所という会社で10年間ほど働いていました。その際に、ある国の石炭の産出量に関する公的なデータを調査していたところ、明らかにおかしいと思うところがありました。そこでいろいろな側面より検討した結果、ある年まで調査対象となっていた場所とある年以降に調査対象となっていた場所が異なっていたことが明らかとなりました。たとえば、ある年まではA・B・Cを対象としていたのに、ある年からはA・B・Eを対象としていたのです。これは今から10年以上前の話ですので今はどうなっているかわかりませんが、こうした事態もありうるということです。国のデータだからといって過信するのではなく、健全な疑いの目を持ちながらネットから情報を持ってくることが重要となります。

ネットに限らず、世の中には多くのメディアがあります。ところが中には、「私は一切テレビを見ません」などと、あるメディアを使わないと頭ごなしに決めている人が結構います。これでは、いろいろなチャンネルに対して目や耳を閉じていることと同様です。自分の五感をオープンにして様々なメディアに触れることで、思わぬところから思わぬ情報が得られることはしばしばあります。またそうすることで、自分の感覚が研ぎ澄まされることもあります。メディアに関してはある意味ミーハーになって、テレビや新聞、ラジオなど、様々なものに触れる機会を大切にした方がよいのではないでしょうか。

ネットを使う際のアプリやソフトにも、同様のことを言うことができます。ネットを使うための様々なツールを、「苦手だから使わない」という人がいます。ほとんどのツールが初期費用を無料にしていますので、まずは使ってみて、苦手だなと思ってからやめればよいのです。いろいろなツールをつまみ食いして、それをうまく使う方法を考えていく方が健全です。

現在の小学校六年生は、あと10年もすれば、大学を卒業して新入社員として入社してきます。彼らは生まれた頃から、いろいろなメディアやアプリに慣れ親しんでいるわけです。そのことを踏まえれば、今のタイミングでメディアやツールに目や耳を閉ざすというのは、リスクが高すぎるのではないでしょうか。ぜひ積極的に、ネットやTVといったメディアを活用していっていただきたいと思います。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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