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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 学び方を学ぼう⑧新聞 (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

学び方を学ぼう⑧新聞

田久保 善彦 リーダーシップ領域

15/08/12


引き続き、拙書『27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力』(東洋経済新報社、2015)の内容について話をさせていただきます。

これまでにお話した本以外にも、新聞や雑誌、テレビ、映画など、様々なメディアが昔から存在します。
たとえば新聞や雑誌は、今日何が起こったのか、先週何が起こったのかといった、ある断面を切り出したニュースを掲載するものです。したがって、その記事を読むだけで内容を理解できるというわけではありません。たとえば日本経済新聞では、当たり前に難しい単語が使われており、そこだけを読んでもちんぷんかんぷんになってしまうことはままあるでしょう。特に新聞の場合は、ある程度継続して読み続けないと流れをつかめないのです。一つか二つの新聞を決めて時系列に沿って読み進めていくことが大切です。

最近では、ネットのニュース配信で切り出された記事だけを見ることができるようになりました。私はネットの記事を読むと同時に、紙の新聞も読むようにしています。紙の新聞だとサイズが大きいため、自分が目に留めた記事以外の情報も頭に入ってきます。自分がそもそも関心を抱いていなかった情報にも気を配ることで、世の中をよりよく見ることができるようになります。ネットのニュース配信みたいにきれいに並びすぎていると、そうした余計な情報がなかなか入ってきません。本屋で本を探す際にも、同様のことが起きます。リアルの本屋に行くと、ネットの本屋とは違っていろいろな本がざーっと並んでいるため、新しい発見があったり、思わず「こんなのあるんだ」と本を買ったりすることがあります。また、言葉を調べる際にも、ネットであれば言葉の意味だけしか分かりませんが、紙の辞書だとその周囲の言葉にも気付かされます。このように、紙媒体のメディアが持つ広がりを楽しむマインドを持っていることが大切です。

また新聞の場合、大きいタイトルの見出しを追いかけるだけで、色々な情報を得ることができます。「月に何千円も払っているのだから最初から最後まで全部読まなきゃ」と言う人もいますが、朝刊の活字量は300頁の文庫本と同程度と言われますので、全部をまともに読んでいたら大変なことになります。時間を決めて、20分なら20分、30分なら30分、ざっと読める範囲の中だけでも読み進めることが大事だと思います。

新聞の記事を読むにあたっては(新聞に限った話ではないですが)、数字をきちんと頭の中に記憶しておかなければなりません。仮に、なんとか株式会社の売上が何百億円になりましたという記事があったとしましょう。その時に、自分の会社の売上や利益が頭の中に入っていないと、これが大きいのか小さいのかわかりません。せっかくの情報も、単なる数字の羅列に過ぎなくなるのです。必要な情報が頭の中に入っていてはじめて、こうした記事を読み解くことができるのです。自分の業界に関連する数字については、最低でも5個から10個は覚えておきたいところです。

同様に、日本の経済成長率は1%や2%を目標にしているという記事を読むこともあるでしょうが、そもそもそのもとになっている日本のGDPを知っていなければ話はできません。ざっくりと言えば、日本のGDPはだいたい500兆円くらいです。500兆円のGDPの国が1%成長することと、50兆円のGDPの国が5%成長することとでは、意味がまったく異なります。このように、新聞などでニュース性が高い記事を読む際には、自分の頭の中にフックになる数字を入れておくことが肝要です。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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