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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 英国における異文化(23):パブと酒類 (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

英国における異文化(23):パブと酒類

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

15/08/10

「英国における異文化のシリーズ」23回目の今日は、「パブと種類」の5回目になります。
前回はマイナーなお酒を紹介させていただきましたが、今日は「ラム酒」のお話をしたいと思います。

「ラム」という名前は皆さんご存知かと思います。日本ではスーパーにもいくつか並んでいたりして、目にしたことがある人は多いと思いますが、実際に買って飲んだことがある人、もしくは常用している人はあまり見かけません。日本ではおそらくあまりメジャーではないと思われますが、イギリスではとても親しまれているお酒になります。

 では、「ラム」は何からできているかと言うと、「サトウキビ」から造られます。サトウキビが原料と聞くと南の方が原産なのかと思いますが、どこで作られ始めたのかについては定説が決まっていないようです。映画、「パイレーツ・オブ・カリビアン」などで海の男たちが飲んでいるシーンがありますが、これによりラム酒の売り上げが世界的に押し上げられたと言われています。

 私もイギリスでいくつか「ラム酒」を飲んでみたりするわけですが、日本で普及している価格帯のものに比べるとかなり高級品がヨーロッパでは出回っているようです。それは第三のビールと本物のビールに差があるのと同じで、日本とヨーロッパのラム酒は大きく異なります。本当に高級なラムというのはこんな味なのか、とうちひしがれて帰ってきたことがあります。

 イギリスのパブで飲むと、ミニチュアグラスに1㎝とか1.5㎝とか入れてもらって3ポンド半から4ポンドくらいです。為替レートの問題がありますが、中ジョッキ1杯分くらいの値段になります。
強いお酒なので、本当にちょっとですが、それがまた1滴1滴が染み渡ってしまうという美味しさで、一気にグッと飲んでしまうのは勿体ない気さえします。イギリスの人はパブでビールを飲むときですら、ぐーっと一気に飲むことはせずまんべんなく時間をかけて少しずつ飲むので、それと同じといえば同じことだと思います。

 日本で「ラム酒」といえばラムレーズンとかお菓子のイメージが強いと思いますが、そのフレーバーを思い出してみてください。あれを本当の純粋な液体としてストレートで味わうとどうなるか。一度お試しになってみると色々お料理のヒントが浮かぶのではないかと思います。
ラムを使ったカクテルには「モヒート」と呼ばれるものがあります。これは透明なラムにライムやミント、ソーダなど糖分を加えて作るわけですけれども、私はどちらかというとストレートで飲むことが多いです。こういうものを嗜む習慣が日本にも出来るといいなと思います。日本ではスコッチはよく売れますが、ブランデーやラムは水を空けられているところがありますね。

 先程「パイレーツ・オブ・カリビアン」の話をしたようにラム酒にはカリブ海とか、南の方のお酒というイメージがあるため、イギリス人にはそれなりの憧れ的なものがあったかもしれません。ちょうど九州で北海道展が流行るのと同じような気がしています。色の方の種類としては、無色のホワイト、褐色のゴールド、それをもう少し濃くしたダークというような分け方があります。その他にも様々な分け方があるようですが、ホワイトのものも美味しいですし、色がついているものは樽で熟成して作られており、スコッチと同じ原理になります。特段色がついているから高いとか、アルコール度数が高いということではありません。日本では「マイアーズ」や「ハバナクラブ」、「バカルディ」などキューバやプエルトリコのものがありますが、実は日本でもラム酒を製造しているところがあります。ケンブリッジのパブに行った際に、「Ogasawara」という名称のものが置いてあり驚きました。よく調べてみると日本にも小笠原をはじめ「ラム酒」を製造する所が8箇所もあることが分かりました。取り寄せて飲んでみたことがありますが、なかなか美味しいので皆さんにもお勧めしておきたいと思います。

 もし機会がある方や興味が湧いてきたという方は、イギリスの帰りに空港で思い切り高いラムを買ってみてください。一瓶5,000円とか6,000円とか7,000円とかすると思いますが、その価格帯のラム酒は格段美味しいと思います。

 日本ではあまりメジャーではありませんが、ラムがイギリスでよく飲まれているということ、その発祥からはじめて文化の話をさせていただきました。出来れば皆さんどこかで少し高級なものを試してみてください。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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