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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 学び方を学ぼう④ (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

学び方を学ぼう④

田久保 善彦 リーダーシップ領域

15/07/20


前回に引き続き、拙書『27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力』(東洋経済新報社、2015)の内容について話をさせていただきます。

前々回、前回と、ビジネスパーソンが学び始める時に陥りがちな罠について説明しました。特に、自分の中にインプットした情報をアウトプットすることは大事です。アウトプットを前提として、自分の頭の中で情報を咀嚼することが、学びを大きくするために大切なポイントとなります。

私自身、ただ本を読んでいる時と、本を書くことを前提に情報収集のために本を読んでいる時とでは、頭への残り方がまったく異なります。一昨年くらいに、ある試写会の映画を見て、それについての記事をリーダーシップ論の視点より書いてほしいとの依頼を受けました。生まれて初めて、手元にハンドライトを持ち、メモを取りながら映画を観ることとなりました。その結果現在においても、その映画の内容をありありと覚えています。この経験を経て後、グロービスのクラスの中で時々、「去年一年間に観た映画を、一本思い出してください。そのストーリーについて、二分以上しゃべることができますか」と質問しています。すると、話すことができる人はほとんど皆無です。皆さんなんとなくの感想を話すことはできるものの、具体的に説明することができません。同様のことは、ビジネス書を読んだ際にも起こるでしょう。つまり、アウトプットを前提として情報を取り込まないと、取り込んだという自己満足以外には頭の中に何も残らないのです。

したがって、学ぶ際にはアウトプットすることを前提としましょう。たとえば本を読んだ際には、一行でも二行でもいいので、印象に残ったところをメモに残す癖をつけると大分違います。この手の話をすると、これまで読んできた本についてそうした作業をしてないことにつき、悔やむ方がいらっしゃいます。昔のことを後悔しても仕方がありません。現在の年齢が40歳の方であれば、一年間に50冊を読むとしても、向こう30年間で1500冊分のメモを残すことができます。それはきっと、宝物になると思います。

もっとも、アウトプットのためには、当然のことながらインプットが非常に重要です。この点につき、これから数回にわたって説明します。

最近、「情報をネットから集めているので本の必要性を感じない」と言う人がいました。私は、雑誌やネット上の記事、本を書いてきていますが、書くものの種類によって頭の使い方が全然違うなと思います。たとえば、A4二枚でコラムを書く際には、アイキャッチなタイトルをつけて、わかりやすく短い言葉を用いて、言いたいことをボーンと出すイメージを持ちます。300頁の本を書く際には、全体の流れや情報の正しさを意識しつつ、自分の思考を反映したものを表現することになります。このように書き手としての姿勢が媒体によって異なることを踏まえれば、読み手としての姿勢においても同様の事態が発生するものと考えられます。したがって、インターネット時代だから本はいらないとみなすのではなく、いろいろなメディアを目的に応じてインプットの材料に使って行く姿勢をもつことが重要だと思います。

次回は、本を読む時のポイントについて話します。量を読むことの重要性や、その中に占めるよい本の比率を上げること、一冊から取り込む情報の質を高めることにつき、説明します。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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