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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 学び方を学ぼう② (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

学び方を学ぼう②

田久保 善彦 リーダーシップ領域

15/07/06


前回に引き続き、拙書『27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力』(東洋経済新報社、2015)の内容について話をさせていただきます。二回目となる今回は、ビジネスパーソンの皆さんが新しいことを学ぼうと考える際に陥りがちな罠について説明します。

たとえば、「最近では英語が重要だと世の中で言われているので、いつ使うことになるかわからないけれども英語を学ぼう」と考えたとします。そこで英会話の塾へ通ったり、インターネット上でフィリピン人講師と英語を勉強できるスクールへ申し込んだりしても、継続しないことにはできるようになったという実感は湧きません。結局、「結構お金を払ったのに、無駄になっちゃった」という話は、よく聞かれるものです。これは、体を鍛えようと考えた際にも同様です。お金を払ってスポーツジムへ通い始めても、徐々に通う頻度が低くなり、ついには辞めてしまうのです。他、中小企業診断士の通信講座を始める人はたくさんいるらしいのですが、最後まで続ける人はなかなかいないとも聞きます。

これらの共通点は、目的意識が不明確であることです。ただでさえ忙しい日々の中で学び続けていくことは、非常に難しいものです。キャリアをきちんと考えることなく、明確な目的意識を持たないままで学びを始めても、なかなかパワーが出ません。ですから、学びを始める際には、何のためにそれをやるのかということを、自分の頭の中でできるだけクリアにしておくことが、継続するために最も大事なことの一つなのです。具体的な目的を実際に書き出し、また、時折書き直してみるとよいでしょう。時々目的を見直し、目的を設定し続けることが、学び続ける際には有効です。

また、忙しいから何もできなくなるという罠に陥る例もまま見られます。何かを学び始めても、日々の忙しさを言い訳にして、結局やらなくなるのです。忙しいという漢字は、心という字に亡くすと書きます。忙しい病に罹ってしまうとそこから一歩も出られなくなってしまうのが、世の中の常なのかもしれません。しかし、忙しいのは当たり前です。そこでどれだけ頑張ることができるかが、成長を実感する上で重要なのです。忙しいことを大前提とした上でどこまで自分の時間やエネルギーを学びに割くことができるかという点が、勝負の分かれ目となるのです。グローバル化が進んでいく現状、ハングリー精神が極めて強い国の人々と勝負をする機会がどんどん増えてきます。日本人である私たちが日本人の枠の中で隣の人よりちょっと頑張っている程度では、通用しなくなります。この点、しっかりと意識していただきたいと思います。

その他、インプットしっぱなしという罠に陥る人も多く見られます。読書などを通して大量の情報をインプットして物知り博士になったはいいものの、明確な自分の意見を出せないままではどうしようもありません。どれだけインプットを頑張っても、今では誰もがスマホを持っており、すぐにグーグルにアクセスすることができます。情報を持っているだけでは、足らないのです。インプットすることはもちろん大事ですが、その意味や、それについての自分の意見をきちんと考え、自分の中で振り返るようにしないと、価値ある学びにはなりません。

今日の話をまとめます。
学びを始める際には、何のために学ぶのかということをきちんと目的として設定しましょう。そして、必要な情報をインプットしましょう。しかし、インプットだけでは意味がありません。インプットした情報の意味や目的を振り返ることで、自分の体の中に刷り込ませていくとよいでしょう。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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