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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 学び方を学ぼう① (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

学び方を学ぼう①

田久保 善彦 リーダーシップ領域

15/06/29


少し前に、『27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10』(東洋経済新報社、2014)という本を出版しました。この本では、マネージャーやリーダーになった時に良いビジネスを行うために、若いうちに身につけておかなければならない能力について説明しました。特に、論理思考能力やコミュニケーション能力など、10個の能力を取り上げています。

この本を書いているうちに、どうしたらこれらの能力が身につくのだろうかという疑問が、私の中に生じました。何を学べばよいかという点について書かれた本は、世の中にかなり出回っています。しかし、どうやって学べばよいかという点については、読書法や文章を書くことに限定した本がある程度でした。もっとも中には、脳科学等にもとづく本も見られますが、それはメカニズムを説明するもので、実践的ではありませんでした。また、極めて優秀な特定個人が自身の勉強法を説明する本も散見されましたが、一般の人にとっては参考にし難いものでした。このように、ビジネスパーソンに対して学び方を伝える本は、未だ著されていなかったのです。

そこでこの四月に、『27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力』(東洋経済新報社、2015)という本を、三人の共著で出版しました。その三人とは、私と、この番組にも登場している荒木、そしてグロービス大阪校と名古屋校の責任者をしている村尾です。私たちはグロービスで教えているという関係上、一人当たり一年間に千人以上のビジネスパーソンとコミュニケーションしています。そうした人々の中には、ハイパフォーマーな人、あるいは、グロービスでの学びを通してハイパフォーマーになった人が、多く見られました。そこで、この人たちの学び方の共通因子を抽出し、特徴を明らかにすれば、色々な人にノウハウとして提供できるのではないかと考えました。

それではどうして、学ぶということが重要なのでしょうか。その理由は、端的に言えば、世の中の変化が激しい点に求められます。以前は、先輩であることによる比較優位が、会社の中で保たれていました。新人が三年上の先輩を抜かすことは、非常に難しいものでした。しかし最近では、特にITの世界などでは大学を卒業したての新人が、最先端の技術やスキルを持っていることが十分にありえます。世の中がどんどんどんどん進化する現状、学び続ける姿勢を身につけないことには、ビジネスで勝負することすら難しくなっているのです。学ぶ技術を身につけた人は、あとは学ぶ対象さえ決めることができれば、パワフルに活動することが可能となります。

このように学び方を学ぶことは極めて大切ですが、皆さん、学校で学び方自体を習ったことはないと思います。算数や国語、英語を学ぶように言われることはあっても、効率的にそれらを身につける方法を教えられることはありません。中学受験用の塾の先生が、「自分なりの学び方を身につけた子供が受験に成功する」と話されているのを聞いたことがあります。これに私は、非常に納得しました。たとえば、一日二時間勉強すると決めて実行できる子、自分が覚えたかどうかを自分なりにチェックする方法を知っている子は、しっかりと石を積み上げることができるので、最終的に受験で合格します。これは、大人であっても同様です。

こうした経緯があって、日本のビジネスパーソンの基本的な能力をベースアップするために、今回この『27歳からのMBA グロービス流ビジネス勉強力』を出版するに至りました。次回以降は、この本の中身を少しずつ紐解いていきたいと思います。キーワードは、「学び方を学ぼう」です

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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