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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 福岡とベトナム① (国際経営、国際物流/星野裕志)

福岡とベトナム①

星野裕志 国際経営、国際物流

15/05/25


4月に九州生産性本部の第一回九州アジア・ビジネススクールという企画で、ベトナムのホーチミン・シティに行ってきました。

ビジネススクールというと、ビジネスパーソンを対象として、マネジメントを教える学校というイメージをされるかと思いますが、福岡にはそのような趣旨で、KAILという九州アジア経営塾、グロービスやQBSのような大学院としてのビジネススクール、今回始まったばかりの九州アジア・ビジネススクールがあります。

それぞれに異なるミッションと目的をもって設立されているのですが、大学院で2年間学ぶことでMBAを目指すグロービス・QBSのビジネススクールに対して、KAILは週末を使った9ヶ月で主にリーダーシップを学ぶところです。九州アジア・ビジネススクールは、国内研修3日間、今回はホーチミン・シティで行われた海外研修は7日間ですから、全体でも10日だけのプログラムです。それでも地元の企業に勤務する男性女性15名が参加して、とても良い研修になりました。もちろん限られた期間ですが、企業に勤務する人が、外とのネットワーキング、自分の知識や視点の足りないところを知るという意味では、意識付けの良いきっかけになったと思います。願がわくば、参加した人たちが次は、ビジネススクールに勉強に来ていただきたいです。

九州アジア・ビジネススクールは今年の2月に始まったばかりで、早速第二回がこの夏に行われるのですが、こちらの海外研修先もベトナムで、今度はハノイになります。なぜ九州アジア・ビジネススクールという名称で、ベトナムが続くのかというのは、理由があるのです。それが今日のテーマの「福岡とベトナム」です。

この番組でも何度か取り上げてきましたが、福岡はロケーションから人・物・情報において、アジアに向いていますし、九州はアジアの成長を取り込むということがよく言われます。そのアジアってどこなのだろうというとお隣りの韓国であり、クルーズ船や観光客の来訪の多い中国ですし、最近はタイとの関係も緊密です。そしてもうひとつ福岡にとって重要なのはベトナムです。

福岡とベトナムの関係というのは、いろいろな意味で深く、福岡にとってベトナムは世界の中でもっとも緊密な国と言っても良いかもしれません。まず一番目に、日本国内にあるベトナムの在外公館は、東京の大使館と大阪と福岡にある総領事館だけです。そのひとつが、中洲のアクア博多ビルに2009年に設置されています。ちなみに福岡にある領事館は、アメリカ、中国、韓国をはじめ6カ国だけです。

二番目には、アクセスの良さがあります。今、福岡空港からハノイには週2便、ホーチミンにも週2便の直行便がベトナム航空で運行されているので、非常に行きやすいということになります。ハノイから福岡の帰りは、わずか3時間半です。県内でも明善高校や朝倉高校など、福岡県内や九州内で、ベトナムに修学旅行にいく公立高校も出始めています。

三番目は、姉妹都市提携です。ハノイは福岡県と姉妹都市関係にあります。実はこれは大変なことです。なぜかというと、通常姉妹都市というと同じ規模とか港町とか歴史や文化を共有するなどの同質性のある都市が縁組をすることが多いですし、やはり首都は首都同士ということになります。それにも関わらず、ベトナムの首都ハノイの姉妹都市は、国内で唯一福岡県です。これもハノイが世界で姉妹都市関係にあるのは、福岡県の他は、北京、トルコのアンカラ、ポーランドのワルシャワといった3カ国の首都だけですから、いかに特別なことか、ということになります。その結果、福岡にベトナムの首相が来られたこともありましたし、福岡を重視していただいているということになるでしょう。

四番目は、企業のベトナム進出です。あまり海外への直接投資のない中にあって、福岡の企業のXX社がベトナムに進出しています。みやま市に本社のある株式会社八ちゃん堂は冷凍焼きなす、北九州のTOTOは衛生陶器、園芸用散水用品や蛇口一体型浄水器で国内シェアトップのタカギは浄水システムや散水器を現地で生産されています。ベトナムでの企業の動きと市場環境については、次回にお話ししたいと思います。

今日のまとめ:ベトナムは福岡にとって、人的交流の面でもビジネスでも、大変に緊密な関係にあります。今後アジアの成長を取り込む必要のある九州にとっては、ますます重視するべき国の一つです。

分野: 国際ロジスティクス 国際経営 |スピーカー: 星野裕志

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