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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 第5の習慣:Win-Winを考える2 (日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学/岩崎勇)

第5の習慣:Win-Winを考える2

岩崎勇 日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学

15/05/19

テーマ: 京セラの経営哲学から見た7つの習慣:(4)第4の習慣: Win-Winを考える②
1 京セラの経営哲学から見た7つの習慣:概説1 2 概説2  3 概説3 4 概説4  5 第1の習慣「主体性を発揮する①」 
6 第1の習慣「主体性を発揮する②」 7 第2の習慣「目的を持って始める①」 8 第2の習慣「目的を持って始める②」
9 第3の習慣「重要事項を優先する①」10 第3の習慣「重要事項を優先する②」11 第4の習慣「Win-Winを考える」① 
12 第4の習慣「Win-Winを考える」②

(1) はじめに
今日は、「京セラの経営哲学から見た7つの習慣」の第4の習慣、「Win-Winを考える」の2回目です。

(2) ウイン・ウイン関係とシナジー
「Win-Win」と関係する勝敗を表す言葉について少しご紹介します。Win-Winの反対側はLose-Lose、つまり「どちらも負け」、どちらにとっても良くない結果を招いてしまうということです。その他にも、Win-LoseとLose-Winという関係や、No Dealという関わりを持たないパターンがあります。
このように、人間関係については、表のように、様々なものが考えられますが、この中で、お互いの心が通じ合うことによってシナジーが発揮され、かつお互いが幸せになれるという意味で、ウイン・ウイン関係が最も理想とされる関係です。

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(3) 信頼残高
Win-Win関係を導くためには、まず自分自身が一番しっかりすること、すなわち信頼性が大切です。自分がまず自分にとって誠実であること、信頼される人間であること、その上で今度は相手が信頼できるようになるわけです。この誠実性を発揮し、自分自身に対して目標を設定し、その目標に誠実に取り組み達成するということを、今度は相手に対しても行います。この際に、銀行に対する預金残高と同じような考え方で「信頼残高」という考え方があります。預金は積むのとそれを引き出す方の両方があります。勿論、預金残高がプラスで残っている方がいいわけですが、預金残高を増やすのと同じように、信頼残高もどんどん貯蓄していくことが大切です。

(4) 信頼残高の貯蓄法
信頼残高を貯める方法として、次の6つ方法があります。この方法を活用して、信頼残高もどんどん貯蓄していくことが大切です。
① 相手を理解すること
1つは「相手を理解すること」です。一般に人は自己中心的で、自分の言いたいことは言うけれど、相手のことは半分しか聞かないという人が多いのです。次の「第5の習慣」と関連しますが、人は自分の言いたいこと全部言って、全部相手が聞き入れてくれると、何か自分がすっきりします。それと同じように、まず相手のことを理解して、誠実に相手の立場に立って物事を考えられるかどうかが非常に重要になります。
Win-Win関係を作るためには、自分の言いたいことではなく、まず相手の言うことを聞いて、理解していく必要があります。この際注意すべきことは、自分と相手は必ず違います。違うところが、逆にとてもいいのです。違うからシナジー(相乗)効果が出てくるのです。自分では持っていない知識や技等を相手は持っている。その違いがあることが大切なのです。この違いを尊重しなければなりません。
② 小さなことを大切にする
そして、「小さなことを大切にする」ことです。普段コミュニケーションをとる際に、失礼に当たらないように配慮する等の相手への小さな心遣いが重要です。
③ 約束の履行
また、「約束を守ること」が大切です。逆に言うと、出来ない約束はしないということが一番重要です。いいところを見せようとして、本当はできないにもかかわらず、出来ると言ってしまったりしますが、出来ない約束はしないことが大切です。約束を破ると大きなマイナス残高が出てきますので、それは絶対に止めた方がよいということです。
④ 期待を明確にする
次に、「期待を明確にする」ことも大切です。相手に何を期待しているのか、相手の役割、自分の役割等を明確にすることです。日本人は、なあなあで、「阿吽(あうん)の呼吸」といったように曖昧にすることが多いですが、アメリカは契約社会なので、ここまでは誰の責任等というところを明確に決めています。これはビジネスだけではなく、家庭の中でもそうですし、夫婦間もそうです。相手に求めているものをきちんと言わずに、相手に求めてばかりいると、しばしば喧嘩になることもあります。
⑤ 誠実性
その他に、「誠実性」がありますが、信頼はどこから出てくるかというと、本心良心から出てくるのです。本心良心が具体的な行動として発現するのが誠実さです。そのため、誠実性が発揮されると信頼性が増してきます。
⑥ 謝る
もし約束を破ったり、信頼残高をマイナスにしてしまった場合は、当然のことですが、素直に「謝る」ことが必要です。誠心誠意、誠実に謝るということが、非常に重要です。

(6) まとめ
今日は、第4の習慣として「ウイン・ウイン関係を考える」ということの重要さをご紹介しました。特に相互依存の相手とコミュニケーションを上手く育み、人間関係を良くしていくためには、信頼残高をできるだけ貯蓄していくことが重要ですというお話でした。

〔参考〕スティーブン・コヴィー[2013]「7つの習慣」キングベアー社


分野: コーポレートガバナンス 会計 |スピーカー: 岩崎勇

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