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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 第4の習慣:Win-Winを考える1 (日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学/岩崎勇)

第4の習慣:Win-Winを考える1

岩崎勇 日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学

15/05/18

テーマ: 京セラの経営哲学から見た7つの習慣:(4)第4の習慣: Win-Winを考える①
1 京セラの経営哲学から見た7つの習慣:概説1 2 概説2  3 概説3 4 概説4  5 第1の習慣「主体性を発揮する①」 
6 第1の習慣「主体性を発揮する②」 7 第2の習慣「目的を持って始める①」 8 第2の習慣「目的を持って始める②」
9 第3の習慣「重要事項を優先する①」10 第3の習慣「重要事項を優先する②」11 第4の習慣「Win-Winを考える」①

(1) はじめに
「京セラの経営哲学から見た7つの習慣」というシリーズでお話ししていますが、今日は第4の習慣「Win-Winを考える」というお話をしたいと思います。

(2) 相互依存のパラダイム
「Win-Winを考える」とは、Win-Winですからお互いに仲良くしながら双方がシナジー(相乗効果)を発揮して良い結果を出して、お互いに幸せになろうということです。これを「相互依存のパラダイム」とか、「相互依存の考え方」と言います。相互依存というのは、お互い様ということです。そして、当初予定していたよりもいい結果が出ることを「シナジー(相乗効果)」と呼びます。つまり、相互依存が単なる1+1が2ではなく、1+1が3、4、10、100のように、単なる足し算以上の結果を生み出すというのが、シナジー(相乗効果)が発揮されている状態です。
これは、個人主義が強い西洋に比べて、和の精神を強く持っていて集団主義を好む日本人の得意技と言えます。日本人の個々の能力、例えば、身体能力や知能が、特段西洋人よりも高いというわけではありません。ところがこれをチームワークにすると、日本人はものすごく強い力を発揮します。「Win-Winを考える」というのはチームワークです。そのため、日本の強さを出すためには、Win-Winを考えて、お互いにいい雰囲気で、チームワークで協働しながら、相乗効果を上げていこうというのがこのテーマなのです。

(3) 相互依存の前提としての誠実性・信頼性
このような相互依存状態に築くためには、まず自分がしっかりしてなくてはいけません。すなわち、本心良心があり、約束が守れるなど、その人の人格として信頼性があるかどうかが非常に重要です。そこで、信頼できるためには、自分が自分に対しても他人に対しても誠実でなくてはいけない。信頼性が一番基礎的なものとして必要です。その次に、互いに信頼できるパートナーになり一所懸命に物事に取組み、より良い結果を生んでいこうというのが、この相互依存の関係です。

(4) 相互依存の前提としての自立の習慣
これまでにお話した第1、第2、第3の習慣をおさらいしましょう。まず第1の習慣が「主体性を発揮する」。第2の習慣が「目的を持って始める」、つまり夢を持つということ。そして第3の習慣が「重要な事項を優先する」でした。
これらは、自己リーダーシップについての習慣であり、上記の「誠実性」や「信頼性」の確保が重要です。要するに、自分に対する約束事とか他人に対する約束事への誠実性が、他人との関係を上手くやっていくための重要な要素になるということです。つまり、目標や夢というのは、自分に対する約束事なのですが、それをちゃんと守れるかどうか(それらを確実に実現できるか)否かということが、他人や社会との約束を守れるかどうかにつながるという話になっていくわけです。

(5) 相互依存のパラダイムと自他一如
まず自立の状態をしっかり確立しておいて、次にそれを社会に展開していき相互依存の状況になります。これを東洋的に言うと「自他一如(いちにょ)」という考え方で説明できます。
この自他一如とは、深い瞑想を行って得られる最終的な悟りの境地は、自分と他人は別々のものではなく、同じであるというものです。自分と他人が同じであると、この考え方でビジネスを行う場合に、自利利他という考え方が出てきます。自分の利益は他人を利することであり、同時に他人を利することが自分を利することになるという考え方です。
 この自他を区別して考えるのが自己の確立を重視する西洋的な考え方であり、他方、東洋的な考え方では、自他を区別せずに考えるところに特徴があります。
 このような自他一如の考え方を西洋的に表見したのが、第4の習慣で伝えようとしている「Win-Winを考える」という内容になります。

(6) まとめ
今日は、第4の習慣として「ウイン・ウイン関係を考える」ということの重要さをご紹介しました。この相互依存の状況というのは、社会的に1+1が10とか20とかいう相乗(シナジー)効果が発揮される状態です。このような状態になるために、まず自立の状態として信頼性や誠実性を確保し、次にウイン・ウイン関係を考えることが重要ですというお話をしました。

〔参考〕スティーブン・コヴィー[2013]「7つの習慣」キングベアー社

分野: コーポレートガバナンス 会計 |スピーカー: 岩崎勇

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