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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 「書籍」から学ぶ① (本の読み方) (企業財務 M&A/村藤功)

「書籍」から学ぶ① (本の読み方)

村藤功 企業財務 M&A

15/03/23


今回は、書籍を通じた学び方について話をしたいと思います。
一口に本の読み方といっても、そこには様々な種類があります。ダイエット法と同様に、人によって合う方法と合わない方法があり、ある人にとっては上手く行っている方法であったとしても、それが必ずしもすべての人に合うとは限りません。したがってこれから話すことも、一つのヒント程度にとらえていただければと思います。

本を読む目的は、当然のことながら、学びを得るところにあります。その際に気を付けたいポイントとしては、平たく言えば、よい本をできるだけ多く読むことと、読んだ本から学びをしっかりと吸収することの二つが、特に重要になります。今回は、前者にフォーカスして話します。

読書量を増やすためには、以下の三つが大事です。
一つ目が、見切りをつけることです。
本を読むのが遅い人の中には、たまたま手に取った本や購入した本をとにかく最後まで読み切る癖を持った人が結構見られます。しかし、どうしても自分と合わない本というものが存在します。今の自分に純粋に必要ではない、あるいは、今の自分には学ぶところが少ない本を手に取ってしまうようなことは避けがたいでしょう。そうした場合は、無理に読み切ることを目的にせず、斜めに目を通す程度で必要となった時に読み返せばいいのです。合わない、消化しきれない、と感じたらさっと眺めて次の本へ行く、くらいの割り切りがあっていいのです。ライフネット生命の出口さんが読書に関する書籍を出していますが、その本では、「初めの5頁で面白くなければそれ以上に読み進めない」というルールを自身に課していると述べています。5頁というのは大袈裟かもしれませんが、それくらいの気持ちをもって、今の自分に合わないと思ったらさっと見切りを付ける、という姿勢が、読書量を増やして行く上で大事なポイントではないでしょうか。

二つ目が、全体像が分かる本から読むことです。読むのに時間がかかる理由のひとつは、専門的な個所の構造を読み取り切れないなど、自分の知識基盤の狭さにあります。そうした状態で少し難しい本を読むと、目が文字上を滑り、同じところをぐるぐる読み続ける事態になってしまうのです。したがって、教科書的な本をさっと読んだ後に次のレベルの本を読むといった感じで、本を読む順番を意識するとよいでしょう。ベストセラーだから、あるいは、人に勧められたからといって、細かいことが書かれている本にいきなり取り掛かる必要はありません。

三つ目が、本の構造を意識しながら読む、ということです。本には必ず構造があります。本では必ずその中で最終的に言いたいメッセージがあり、そのための根拠がもう一方であります。本を読む速度を上げるためには、こうした本の構造をしっかりと読み解くことが肝要となります。私は速読術やフォトリーディングなどの技術を習得していませんが、構造を抑えるだけで、本を読む速度が上がることを実感しています。たとえば、目次を最初に読む、あるいは、「はじめに」と「おわりに」の部分を読むなどすれば、本の著者が主張したいことやそのための本の構成が見えてきます。本はおよそ、根本の幹の部分と、余談になる部分、おまけ部分など、濃淡の差が色々な箇所より成ります。そこで、細かい部分は斜め読みし、肝の所のみをきちんと抑えておくように読むと、随分と読む速度が上がります。もっともこれはビジネス書に限った話で、小説などに適用してはいけません。

今回の話をまとめます。
今日は本の読み方をテーマにして、特に読書量を増やす方法について話しました。見切りをつけること、本を読む順番を意識すること、本の構造を考えること、の3点を意識されるとよいかと思います。

分野: グロービス経営大学院 リーダーシップ |スピーカー: 村藤功

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