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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 京セラの経営哲学から見た7つの習慣:(3)第3の習慣:重要事項を優先する① (日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学/岩崎勇)

京セラの経営哲学から見た7つの習慣:(3)第3の習慣:重要事項を優先する①

岩崎勇 日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学

15/02/04

1 京セラの経営哲学から見た7つの習慣:概説1 2 概説2  3 概説3 4 概説4  5 第1の習慣「主体性を発揮する①」 
6 第1の習慣「主体性を発揮する②」 7 第2の習慣「目的を持って始める①」 8 第2の習慣「目的を持って始める②」
9 第3の習慣「重要事項を優先する①」

(1) はじめに
「京セラ哲学からみた7つの習慣」というテーマで、シリーズでお話ししておりますが、今日は、第3の習慣「重要事項を優先する」というお話です。
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まず第3の習慣というのはどこに属しているかというと「自立の状態」です。私的成功のために、自己が自立している状態である必要があります。そこで「重要な事項を優先する」というのが今日お話しする第3の習慣になります。

(2)重要事項を優先すること
「重要事項を優先する」と聞くと当たり前だと思われるかもしれませんが、実生活ではそうなっていないことが多いのです。なぜなら普段の皆さんの生活では、「重要か重要ではないか」ではなく、「緊急か緊急ではないか」という基準で判断していることがよくあります。緊急イコール重要とは限らず、緊急の中にも重要なものと重要でないものがあります。もちろん、緊急に対処しないといけない場合もありますが、今回は、そういった「非常時」を除いた、「平時」の場合にどう生きるかというのがテーマになります。

(3) 大事なことを小事の犠牲にしてはいけない
この場合、重要なことは何かということを自分でわきまえて行動をするかどうかが重要になり、「大事なことを小事の犠牲にしてはいけない」ということです。

(4)自立のパラダイムと重要事項の優先
これまでの復習ですが、第1の習慣は「主体性を発揮して」人生やビジネスを考えていくということで、自分が自分の人生等の創造主であり、自由意思に基づいて人生やビジネス等の自分で目標を設定していくというものでした。次に第2の習慣は「目的を持って始める」ということで、主体的に自由意思に基づいて人生やビジネス等の目的を設定し、実行するというものでした。そして、今回のテーマである第3の習慣が、目的を持って始める際に「優先順位」を明確に定め、「重要事項を優先する」という習慣になります。

(5)リーダーシップとマネージメント
これは、経営学的には「リーダーシップとマネージメント」という考え方に相当します。「リーダーシップ」に関しては、以前にお話しましたけれども、「正しい方向付け」を指します。京セラ的に言うと、「成功の方程式」で、「考え方・情熱・能力」という3要素がありますが、どのような方向に考え方を求めるかということがこのリーダーシップにあたり、最も重要な要素となります。この際、社会貢献など世のため、人のために行うのか、あるいはただ単に自分の利益(我利)を求めるためなのかという方向性を定めます。この正しい方向付けをするのが「リーダーシップ」です。そして、リーダーシップに基づき決められた方向を正しく実行するのが「マネージメント」です。このように、まずはリーダーシップを発揮し、マネージメントがその後にくることになります。
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(6)時間管理
人間は自分の自由意思に基づいて人生やビジネス等の目標を設定し、その目標を達成するように重要事項から実行していくということを常々考えて行動することになりますが、ここでは「時間管理」が重要になります。この時間管理は、4つの世代に分けて考えることが出来ます。まず第1世代がメモやチェックリストにあたります。単なる「整理」の段階で、ちょっとメモしてチェックリストを作っておこうというレベルが第1世代になります。第2世代はカレンダーや手帳等を利用して「スケジュール化」していくという段階です。第3世代は、そうしたものを手帳等で「1日単位の計画表」にまとめ、何時から何時までに何をすると決める段階で、「物や時間に集中し、能率や管理に集中」するものになります。第4世代は、自分のミッションや役割を考え、長期的に「週単位の計画表」を立て、P/PC(目標達成と目標達成能力)バランスを重視します。
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(7)時間管理表
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時間管理をするのにどのようにすればいいかというのは、重要と重要ではないと、緊急と緊急ではないというのをマトリックスにして「時間管理表」を考え、重要で緊急なものが第1領域、緊急ではないけれども重要なものが第2領域。重要でないけれども緊急なものが第3領域。重要でも緊急でもないものが第4領域になります。ここで一番重視すべきなのは、第2領域になります。平時においては、緊急ではないが重要なものを最優先にすることができるかどうかで、人生やビジネス等での結果が大きく異なってきます。
 通常私達は時間に追われ、緊急で重要なことや重要ではないけれど緊急なものには時間をかけますが、緊急ではないけれども重要だというものをおろそかにしてしまいがちです。しかし、これは自分を厳しく律し、きちんと取り組む必要があります。これがまさに自律的・未来志向的で未来進行形でものを考える人間的なものであり、ここが時間管理の一番のポイントになります。

(8)まとめ
今日は、第3の習慣として「重要なものから順位をつけて実行していく」ということの重要さをご紹介しました。その中でも時間管理において第2領域(「緊急ではないけれども重要なもの」)が一番重要で、重視すべきものあるということです。
〔参考〕スティーブン・コヴィー[2013]「7つの習慣」キングベアー社

分野: 会計 |スピーカー: 岩崎勇

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