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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 「グローバル創業都市・福岡」の実現で大切なこと(その1) (産学連携マネジメント、技術移転、技術経営(MOT)、アントレプレナーシップ/高田 仁)

「グローバル創業都市・福岡」の実現で大切なこと(その1)

高田 仁 産学連携マネジメント、技術移転、技術経営(MOT)、アントレプレナーシップ

14/12/02

【今回のまとめ】
・福岡市は、「グローバル創業都市・福岡」構想を掲げ、新規創業を活発化するための各種施策を急ピッチで展開させている。しかし、そのビジョンからは、具体的なイメージがまだ湧いてこない。

・以前、「イノベーション産業集積のメカニズム」という話題を取り上げたが、今回は、福岡市が進めている「グローバル創業都市・福岡」構想について考えてみたい。
・実のところ、私自身、まだこの構想をしっくりと腑に落ちるように理解できていない。科学技術商業化による新規事業やアントレプレナーシップといったテーマに深く携わっているので、普通の人に比べたらこの分野に関心が低いわけではないのだが・・。

・まずは、福岡市が発信している「グローバル創業都市・福岡」のポイントについて整理してみたい。
・福岡市は、去る5月に、「アベノミクス第三の矢」である成長戦略に基づき、「グローバル創業・雇用創出特区」に指定された。開業率の高さや住みやすく働きやすい都市環境が評価されたとのことだ。この指定によって、開業率の向上、イノベーションの推進、新たなビジネスと雇用の創出を行うというものだ。ちなみに、新規創業だけでなく、既存企業による新規事業創出も対象としている。
・福岡市の高島市長のインタビュー記事(福岡アジア都市研究所情報誌「fu+」)によると、福岡市がスタートアップ都市を打ち出すきっかけとなったのは、シアトル訪問とのことだ。マイクロソフトやスターバックスなど著名な企業がシアトルで創業し、グローバル企業へと成長している。シアトルの自然や文化の豊かさ、海や山の近さ、交通の利便性の高さ、大学の立地などを福岡市になぞらえて、目指すべき方向性の参考にしている。
・2012年9月に「スタートアップ都市宣言」を行い、「福岡をアジアのシリコンバレーにする!」という意気込みが示された。その後、国家戦略特区の指定を受けて、雇用や外国人在留資格など、各種規制の緩和を検討すると同時に、法人税率をシンガポール(17%!)以下にするという方向性が示された。
・そして、現在は「スタートアップ資金融資制度」や「スタートアップ奨学金」の創設、新たなビジネス創出のプラットフォームとなる「イノベーションスタジオ福岡」の実施、更には、英語でのビジネスプラン・コンテスト「フクオカ・グローバル・ベンチャー・アワーズ」が創設され、この10月には天神地区に、開業手続きのワンストップ窓口を兼ねた「スタートアップカフェ」がオープンした。

・さて、以上を俯瞰すると、短時間でよくここまで動いたものだと感心させられる。いま一度、福岡市が掲げる「グローバル創業都市・福岡」の都市像(ビジョン)について確認すると、以下の3点が掲げられている。

1.創業を促し、再チャレンジを応援する仕組みを持つ都市
2.ビジネスが世界と容易につながる自由都市
3.グローバルビジネスを呼びこむ高機能都市

・様々な施策が動き始めており、雰囲気が盛り上がっているのは理解できるものの、(私自身の理解の悪さもあるのだろうが、)残念ながら「どんな都市になるのか?」という具体的なイメージが湧いてこない。次回、この「グローバル創業都市・福岡」のビジョンとその実現方策についてさらに考察し、理解を深めたい。

分野: 産学連携 |スピーカー: 高田 仁

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