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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 京セラの経営哲学から見た7つの習慣:(1)第1の習慣:主体性を発揮する② (日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学/岩崎勇)

京セラの経営哲学から見た7つの習慣:(1)第1の習慣:主体性を発揮する②

岩崎勇 日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学

14/12/01

1 京セラの経営哲学から見た7つの習慣:概説1 2 概説2  3 概説3 4 概説4  5 第1の習慣「主体性を発揮する①」 6 第1の習慣「主体性を発揮する②」

(1) はじめに
「京セラ哲学からみた7つの習慣」というテーマで、シリーズでお話ししておりますが、今日は、第1の習慣「主体性を発揮する」のお話しの続きです。

(2)主体性の2側面
前回から「主体性を発揮する」ということについてお話していますが、これは『7つの習慣』の一番基礎になる部分になります。私的成功をするために重要な「自立の状態」、自分で立っている自立のパラダイムの下でのものです。「主体性を発揮する」というのは前回もお話しましたように、まず①「率先して物事をすること」ですが、それと共に、②その結果についての責任、人生の責任を自分で引き受ける(「自己責任」)ということが非常に重要であるということです。

(3) 言葉の重要性
ここでは、主体性を発揮する際の「言葉」の問題について考えてみましょう。私たちが考えるとか行動する場合、「言葉」は非常に重要です。よくスポーツ選手などが子どもの頃、「将来の夢」についての作文を書く際に、「私はオリンピックに出たい」等と書いていたというような話を耳にします。気付いていない人も多いと思いますが、実は、普段の生活において、その人が「どのような言葉を使っているのかということは、その人の人生に非常に大きな影響を与えます」。その背景にある考え方は、「思考・言葉は実現する」というもの(真理)です。しかし、普段の生活において、あまりこうしたことを考えずに話しているという人がほとんどなのです。一般的に、ネガティブな言葉を普段使っていると、やはりネガティブな人生になります。ネガティブで不平不満や愚痴をこぼしたりしていると、結局自己責任をとらず、他人や環境等が悪いからこうなったのだという責任転嫁に結びつき、結果的にあまり成功しないし、幸福にもなりません。逆に言うと、常に積極的、ポジティブな言葉を使っていると、その人の人生は明るくなり、成功もしやすくなります。周りの人もやはり明るい人についていきたいでしょう。ポジティブに考え、ポジティブに言葉を使い、自己達成の目標というのを公言する。例えば、サッカーの本田選手のような「有言実行」により自分を追い込んでいくタイプの人が理想です。「言ったからには自分でやらないと仕方ないな」というような状況に持って行くのです。
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(4) 関心の輪と影響の輪を広げる努力
また、主体性を発揮するということを、「関心の輪」と「影響の輪」の側面から考えることができます。ここで、「関心の輪」というのは、自分が関心を持っている領域を指します。関心の無いことは無関心ですので、この輪の中に入って来ません。その中に、「影響の輪」すなわち「自分が影響を与えられる領域」というのがあります。ビジネスや人生において、「関心の輪」に集中すると(自分の影響力が及ばないので)あまり上手くいかないことが多くあります。逆に「影響の輪」に出来るだけ時間とエネルギーを投入していくという生き方をすると、(自分の影響力を及ぼすことができるので)上手くいくことが多いのです。すなわち、ただ単に自分の興味関心のあることという事ではなく、その中でさらに自分が何かに影響を与えることのできることに対して時間やお金を使うということが賢い生き方です。

(5) 影響とコントロール【直面する3種の問題と対処法】

そして、影響の輪を考えるときに「コントロール」という概念が有用です。このコントロールを考える場合、第一に直接コントロールできる問題があります。例えば、自分自身の問題とか、それを直接コントロール出来る問題です。第二に間接的にコントロール出来る問題があります。これは、例えば、自分だけではなく、相手がいる場合等です。相手の行動は直接コントロール出来ないわけですが、影響は与えることが出来ます。第三は、全くコントロール出来ない問題です。例えば、過去とか、私が男に生まれた、あなたが女に生まれたことなどの宿命等です。これはどうしようもないことですね。
【問題のコントロール可能性と対処法】
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次に、これらの問題に対する対処法についてお話ししましょう。まず第一の直接コントロール出来るものについては、「自分の習慣を変えて、ポジティブな方に、主体的な方に変えていくということ」で、その「影響の輪をどんどん広げていく努力」をします。次に、第二の間接的にコントロール出来ることについては、「他人への影響を及ぼす方法を変えていく」ということになります。これはこの後の回で詳しくご紹介しますが、「win-winを考える」等といった方法があります。すなわち、相手へのアプローチの仕方を変えていくということが重要です。最後に第三のコントロール出来ないものについては、それは悩んでもしかたがないので、「その事実だけを素直に認め、受け入れ、自分の考え方や態度を変える」ことです。ここでは、(反省すべきことがあれば、反省はするけれども)「絶対に悩まない」というのが非常に重要です。

(6)  生活の主導権を取り戻す
最後に、主体性を発揮するためには、「生活の主導権を取り戻す」ことが大切です。ここで、「生活の主導権」というのは、生活を主体的にやっていくにはどうしたら一番良いのかということです。この場合、その影響の輪の一番中心になっているものは、「約束」と「それを守る力」です。約束というのは、「自分自身」と「他人」に対するものがありますが、どちらが重要だと思いますか?両方とも大事であることは勿論ですけれども、たとえ他人が見ていなくても自分自身は見ていますので、自分に対する約束・自分を裏切らないということは最も大切なことです。自分自身に対する約束を破ると人格に問題が出てしまいます。ここでは「人格主義」を最も重要なものと考えていますので、人格を立派にするためには、約束を守って誠実に実行するということです。そのためには約束をし、必ずそれを守るということと、すなわち目的・夢を設定し(「第二の習慣」)、その目的・夢を達成するために働くということが非常に重要であるということです。

(7) まとめ
今日は、ビジネスや人生に成功するためには、7つの習慣が重要であり、その一番基礎になっているのが「主体性を発揮すること」ですが、そこでは、「関心の輪」と「影響の輪」ということを考え、特に「影響の輪に時間と労力を集中して投入し、またそれを広げる努力をしていくこと」が非常に重要であるということです。

〔参考〕スティーブン・コヴィー[2013]「7つの習慣」キングベアー社

分野: コーポレートガバナンス 会計 財務戦略 |スピーカー: 岩崎勇

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