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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 英国における異文化(18):水と自動販売機 (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

英国における異文化(18):水と自動販売機

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

14/12/10

「英国における異文化シリーズ」18 回目の今日は、「水と自動販売機」について取り上げたいと思います。イギリスは気候が非常に穏やかといいますか、日本のように渇えるように水分が欲しいということはあまりありません。そうしたことから様々な面で文化のあり方が異なるというお話をしたいと思います。

まずは「水を常温で飲む」と言うことについてです。イギリスでは、パブへ行ってビールなども常温で飲む人が多いわけですけれども、水も平気で常温で持ち歩いて飲みます。ペットボトルを腰に下げてというような形をよく見かけます。少し大きめのペットボトルを買い込んで一日中飲み回しをしているというのも日常の光景です。一方日本ではイギリスとは違い、あまり常温のお水を飲むと言うことはありません。冷たい水を買ってその場で飲む、というのが普通ですよね。

このように、水を常温で持ち歩く文化のあるイギリスでは、町のあちこちに"もう飲みたくて我慢出来ない"という人を待つような形で自動販売機が置いてあることはまずありません。水の自動販売機、或いは飲み物の自動販売自体がほとんど無いのです。飲み物に関しては、必ずお店に行き「対面販売」というのが、寮の中や閉じた空間の中に一部便宜的に置いているというケースを除き、原則になっています。一方で、チョコレートの自動販売機が地下鉄に置いてあるなど、日本とは異なる文化が発展しています。

イギリスには間食の文化があるため、チョコレートの自動販売機を利用する人は多いのでしょうね。

水に関していえば、日本でも最近は糖分の少ない飲み物、特に水に少しフレーバーを付けた程度のものが流行っています。こういったものは昔から欧米ではよく見られていたのですが、とうとう日本もそうしたものを取り入れてきたと言えます。これから益々日本でも流行ると思いますね。

いわゆるアルコール0%という飲料も実はヨーロッパの方ではかなり昔からありました。そういうものを日本が後追いしている感じもありますが、いずれにしてもイギリスでは水を飲む人が多い、そして買う時は対面販売で買っているという状態です。

水と言えばイギリスは、他国と違い「水道の水は一応飲める」と言われている国なのです。そういう事情もあり、よく水を飲んでいるのでしょう。他国では生水が飲めないため仕方なくペットボトルを買って飲むという国も多いと思いますが、イギリスの場合は先述したように、気候的にみても一日一瓶持ち歩いてちょうど良いということが、喜んでたくさん水を飲む一つの要因ではないかと思います。
私も真似をして、よく向こうで水をバッグに忍ばせて、少しずつチビチビと飲むということを実践しています。大汗をかいて一本ゴクゴクと一気に大量に飲むというようなことは滅多にありません。イギリス人も日本ではそのように飲みますが、日本に来ると春先の3月でも4月でもクーラーをガンガンかけるイギリス人ですので、日本は暑いのだと思います。

以前ご紹介したことがあるかもしれませんが、日本に来てビールの一気飲みがおいしいというのを開眼したと言っているイギリスの方もいました。

また、イギリスでは水道水が飲めると言う話をしましたが、土地によって少しずつ癖が違う、性質が違う水があります。日本から行くときに気をつけて欲しいのは、日本で水と一緒に使っている化粧品の類とか、石鹸の類、シャンプーなどもそうだと思いますが、微妙に合わないことがあります。土地によって水が違うため、その土地の薬局で買うのが一番いいだろうと思います。日本から持って行くと合わないことがあります。私の知り合いで、向こうで日本から持っていった石鹸を使っている内に手の皮が剥けてしまったなどという人もいるくらいなのです。
そのため、日本から持参するよりも、向こうで買った方が楽しい上に実用的だと言えます。

さらにレストランでの水事情についてもお話しておきましょう。日本では、注文を尋ねられた際に「お水」と答え、お金を出して飲むと言うことはありませんでした。以前のイギリスではミネラルウォーターは有料だったわけですが、いつの頃からか法制度が変わったようで、タップウォーターと言い、水道の蛇口の水が飲めるため、お客さんから要求された場合は水道水を出すということになっている所が多いようです。メニューを見ると、(日本でも時々ありますが)水の項目だけが挙げられていて値段0ポンドと書いてあるということがありました。最近はそういうことが出来るようになっています。昔は、日本では水が無料であったため、これはいいと外国の方がお喜びになられている光景をよく目にしたものですけれども、これは逆に日本が先に始めていて、イギリスが後から追いついた例になります。

今日は、イギリスの水事情についてお話してきました。今日の内容をまとめると、イギリスだけとは限りませんが、特にイギリスでは水をよく愛飲して持ち歩いておられるということ。それを対面販売で買って自販機というのは滅多に街中では見られないということ。それから、水道の水が飲めますよ、ということ。そして、その水質が色々ありますので、少し気をつけた方がいいかな、ということになります。基本的にイギリスの水は特に問題ないですが、化粧品について、その辺を気をつけていれば、快適にイギリスでも過ごせるということについてご紹介しました。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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