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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 今年も行ってきましたイギリス② (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

今年も行ってきましたイギリス②

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

14/10/17

時期が過ぎてしまいましたけれども、今年の夏も私の主宰している「ケンブリッジ大学英語学術研修」の引率に行ってきました。今回はそこでの経験をお話したいと思います。

まず「どういったところを見てきたか」ということと、それから「最近のイギリス国内の変化」についてお話をしたいと思っています。

まずは何を見てきたかということですが、私も様々なところへ訪れるのが好きな方で、今年は学生さん達の多くとは違い、かなりマイナーなところへ行ってきました。名前だけ先に上げておきますと、「リンカーン」「ノッティンガム」「コヴェントリー」。それから、「ワーナーブラザーズのハリーポッターのスタジオ」、そしてスコットランドの「ハイランド」に行きまして、「オーバン」、「アイオナ島」と「スタッファ島」というようなところへ行きました。そしてロンドンでは有名な作家の「ディケンズの家」とか、ロンドンオリンピックで作られたテムズ川を渡るロープーウェイとか、昔火事で焼けてしまったのを再現したカティサークという船などを見てきました。それぞれなかなか面白かったのですが、最近私のフォーカスが「スコットランド」に当たっていまして、遠いのでなかなかこなせてはいませんが、やはりとても素敵なところです。
今回スコットランドは独立の投票もあり注目を集めているところですが、イングランドとはっきり異なるところとして、ごつごつとした地形の中で大自然があるところでもありますし、文化的にもイングランドと異なっていて、見るべきところが沢山あります。
今回訪れた場所として先ほど名前を挙げた「アイオナ島」は、スコットランドに初めてキリスト教が伝えられたところです。その当時建てられ、現在も同じ場所に立っている修道院も見ることができました。もう1つの小さな無人島で「スタッファ島」というところがありまして、こちらはメンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」という音楽の構想を練ったということで有名なフィンガルの洞窟があるところになります。最近はそんな学生さんが気軽には行かないようなところばかり足を運んでいます。これもなかなか面白いです。
みなさんの関心が高い場所として「ハリーポッターのスタジオ」についても少しふれておきたいと思います。最近日本でもUSJにハリーポッターの施設ができていますけれども、イギリスにあるハリーポッターのスタジオとは中身はかなり異なると思います。こちらは実際に撮影が行われたスタジオで実際に使ったアイテムなどを展示してあり、大道具、小道具さんの道具が置いてあるので、いわゆる「本物」が置いてあるわけです。

そして、ホグワーツの近くに掛けられていた屋根のある橋とか、あるいはサイドカーのついたオートバイで空を飛んだりしていますけれど、あのオートバイなど好きな人にはたまらない展示品が目白押しです。お土産屋さんも大分充実していて、普段お土産などあまり買わない私も随分とお土産を買ってしまいました。学生さんの中には杖を買って、ケンブリッジで振り回して呪文を唱えている人などもいて面白かったですよ。

次に、「最近のイギリス国内の変化」に移りたいと思います。以前から気がついていたことでもありますが、最近のイギリスは「近代化」を押しとどめることが出来ずに、ケンブリッジのような比較的古い美術的な建築が残っているところでも、あちらこちらに近代的なものが建ち始めているということが挙げられるかかと思います。特に駅の周りが近代的なオフィス街に変貌しようとしていたり、非常に趣のある街区だったところにデパートやショッピングセンターの近代的な建物が建っていたりというようなことが段々目立つようになってきています。

ある程度仕方のない事でもありますが、そうした流れの中で以前、オリンピックがロンドンで行われた時に国の政策としてコンビニを沢山作りました。それまでコンビニの文化はイギリスにほぼ無かったものなのですが、それがだいぶ増えていて、今回もどこに行ってもコンビニがあるなというような印象を受けました。しかし、日本で見るような外資系の有名なコンビニチェーンというようなものはありません。向こうの地元のスーパーマーケットチェーンなどが委託され、そのミニ版みたいな形で開業しているところが多くあります。ビジネスの世界でご存じの方は多いと思いますので、名前を言うと分かるのではないかと思いますが、「コストコ」や「センズベリー」、「マークスアンドスペンサー」などイギリスにちょっとでも行ったことがある人なら誰でも一度は耳にしたことのあるようなスーパーマーケットのチェーン店がコンビニの部門を展開しています。ブランド名を変えて運営してはいますが、どこのスーパーがやっているのかは一目瞭然です。まだ24時間営業というところは非常に少なく、例えば朝7時から11時までというような営業時間でした。ありがたかったのは、寝台列車が夜遅くに出る駅では、12時までやっているなど、多少そういうことはやっているようですが、それにしても日本のコンビニの環境がいかに有難いのかがよく分かりますね。「24時間営業で何か困った時にはコンビニに行けばある」というのが今の日本の状況ですが、以前のイギリスでは夕方6時にお店が閉まった後はもう何も買えない、というような時代が長かったことを考えると、様々な議論があるとは思いますが、イギリスも段々と日本に近づいてきているといえるのかもしれません。

あのクラシカルなイギリスであってもやはり時代の波には逆らえず、経済的に、あるいは町の景観的に、やはり変貌を遂げていく。それが今段々目立つようになってきたなということで今日のまとめとしたいと思います。皆さんもイギリスに行かれた際には、是非その辺りを確認してみてください。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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