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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 今年も行って来ましたイギリス① (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

今年も行って来ましたイギリス①

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

14/10/16

少々前の話になりますけれども、夏に研修旅行を企画し学生さんを連れて行っているのですが、今日は毎年恒例の「イギリスの研修」の話をしたいと思います。

正式な名称は「ケンブリッジ大学英語・学術研修」と申しまして、九大の公式行事ではないのですが、私の方がプライベートに用意したものです。毎年30名前後の学生さんを集めて行ってきていますけども、ケンブリッジ大学と言っても中の組織が非常に複雑で31校カレッジがあります。

「カレッジ」というところはどういう所かと説明すると、それだけであっという間に時間が過ぎてしまいますのでかいつまんで言うと、「小さな総合大学みたいなもので色んな専門の先生や学生が集まっていて、個人指導をするところであり、マスプロの授業は昼間学部の授業に出かけていく」という様な形になっているものになります。
九大でも一時こういったものを導入しようかと聞こえてきたこともありました。個人的にはなかなか良い制度ではないかと思います。
この中の一つ、1347年に創立されたカレッジで「ペンブロークレッジ」という所がありまして、そちらで研修をしています。そちらに「国際プログラムオフィス」というのがありまして、日本その他の外国の学生さんを集めて夏季講座をしています。本来の学生さんがいなくなった夏の間に「夏季講座」をして、所謂ビジネスをしているわけですが、九大のグループもそれの一つに乗っかって研修しているという形です。これの良いところは、やはりケンブリッジという場所なのでもちろん「英語を勉強しましょう」という部分もありますが、向こうの現職の先生やケンブリッジ大学で博士号を取られた方、そういった方々が専門科目を担当されていて、それも受講できるという形になっています。そしてケンブリッジと言えば、ノーベル賞を輩出した大学としては世界で1位、2位を争う大学でもあるし、ニュートンやダーウィン、ケインズなど有名な人がとにかく目白押しで、どの専門分野の学生であってもそれぞれ何かひっかかりがあってこういう人達の足跡を辿ってみたいというような学問の場所としての価値がとても高いところです。加えて建物も当時の物がたくさん残っていて町全体が美術館というような場所になります。

そういった世界のアカデミズムの最高峰を張っている大学の雰囲気の中で、向こうの直接の監督のもとでプログラムに参加できるという、これが一番の売りになります。私としては、学生さんを送るというのをいつまでも続けたいと願っていますが、ありがたいことに毎年安定的に申込者があり、その中から選抜をして良いグループに育て上げ、事前研修で一年近く揉んで現地に乗り込むという形をとっています。
向こうに行きますと週末の旅行であるとか、現地での様々な行事であるとか、そういったものも予め分かりますので色々と組み合わせて、向こうでの3週間が充実したものになるという形でやっています。
特に皆さんにイメージとして持って貰いたいことがありまして申し上げるのですが、よくハリーポッターを見ていると食事を皆で長椅子の所で摂っていて全員集合みたいなシーンがありますよね。

向こうでは「フォーマルホール」と言われますが、これを実際に行います。いわゆるフルコースの料理の正式な晩餐会で、学生さんも正装で来ます。もちろん、九大生も全員礼服着用で行くわけです。
ケンブリッジ大学の側のスタッフの人の多くはアカデミックガウンという黒いガウン、ハリーポッターでも出てくるんですけど、あれを着用して食事をします。これがまた貴重な体験で、きちんとした形で残っているのはイギリスでも恐らくケンブリッジ、オックスフォードぐらいではないかと思います。

これが非常に面白いのです。加えてハイテーブルと言ってホールの中に一部ひな壇の区画があり、そこに偉い方が招かれて食事会がある時は、平の部分で食事をしている私たちは、その偉い方々が出入りする度に立ち上がり、銅鑼が鳴ってラテン語でお祈りを捧げるという、そういう儀式が今でも残っています。そういった側面もイギリスの学術文化として体験できるということがありまして、非常に良い内容のものになっていると思いますが、いかんせんイギリスは英語関係の研修をするという時にどうもコスト面であまり有利ではありません。

かなりの費用がかかる為に学生さんには非常にご迷惑をおかけしているわけですが、ただ一部は非常にこれを楽しみにして来られる方がいて、先輩が高校などに行って話をするなんていうことがあるようで、「入学する前からこれがあるというのを楽しみにしてきました。」というような学生さんもおられて、私自身「これは当分辞められないな」と思って、毎年身の引き締まる思いをしております。

「この為に九大を選んで受験して来た」と言われてしまうと僕としても申込みをして落とす訳にはいかないというところがありまして、毎年学生さんを選ぶのが大変です。

九大を受験する理由は皆さん色々あると思いますけれども、「ケンブリッジ大学英語・学術研修」、ホームページにもありますので一つの目的として受験してきてください、というところで今日のまとめとしたいと思います。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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