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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ビジネスに関係した英語表現(16):仕事の依頼 (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

ビジネスに関係した英語表現(16):仕事の依頼

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

14/09/11

「ビジネスに関係した英語表現」シリーズ16回目の今日は、「仕事の頼み方」になります。
日本語でも仕事を人に頼む際には様々な言い方がありますが、特に日本語は相手が上位の人であるとか同僚であるとか、様々なケースで表現が変化します。それでは英語ではどのようなバラエティがあるのかということについてご紹介したいと思います。

最初に少し変わった変化球からご紹介していきましょう。

■"take care of" 
中学生で習った熟語ではないかと思いますが、「お世話をする」とか「大切にする」「面倒をみる」と言った意味があります。これを仕事に関して使うことがあります。

例えば、この仕事はちょっと終わりきれなかったけれども電車に乗らないといけない。誰かやっておいてくれないだろうかと言われ「私がやっておくよ」と答える場合に"I'll take care of it."と言います。非常に便利な表現で、「細かいこと言わずになんでも俺に任せておけ」というような感じで、「細かいことはさておきやっておくから」というイメージがありすごく使いがいのある表現になります。
これを使って「このプロジェクトをやってくれるといいんだけどなあ」という言い方で、例文を用意しました。
"Could you take care of this project?"「これまとめ役、あなたが中心にやってくれないかな?」という頼み方になります。歯車ではなく、全体の統括役という感じです。これが1つ目です。

■"May I~?" "Can I ~?"
通常使用する『依頼』の表現というのは、"May I ~?"とか、"Can I ~?"など「こういうふうにしていただけますかと?」いうのが中学生で習う表現になります。
これは丁寧な依頼の表現であり問題はないのですが、日本語でもそうですけれども、実社会でもこういう教科書的な表現がよく使われているかというとそうでもないのです。"May I~?"とか"Can I~?"と言うと、何あいつはしかめつらしいことを言っているのかという感じになるわけです。

しかしここでも1つ例文をご紹介しておきましょう。
「君これコピーをとってくれないか?」という表現で
"May I ask you to make a photocopy of this?"
実際にこうした依頼をする場面と言うのはおそらく上位の人が下位の人に依頼する言い方になると思いますので、本当はもっとラフな表現を使うことが多いかと思いますが、私の希望としては上司であっても部下に対してこうした依頼の仕方をしてほしいと思います。

"May I ask you to~"を使用し、「頼んでいいかな?」と表現しています。また、「コピーをとる」は"make a photocopy of~"と言います。
ただ"copy"というと、英語では例えば「この本を3冊欲しいのだけれども...」"Ineed three copies of this."となり、「3部」の「部」になります。日本語でいう「コピーをとる」という時の「コピー」にはあまり使いません。"photocopy"というのが安全です。

私も含めて日本人の方は、英語の省略表現に疑問を感じるようなことが時々あるのですが、高校生くらいの方だと、次のようなことに気を付けてほしいという表現で、"see to it that"と言うものがあります。
「見る」の"see"と「前置詞」の"to"と「代名詞」の"it"と「that節」の"that"です。
「("that~"の中身)~のように気を付けておいてくれ」という表現になります。これは"to it"を抜かすこともあります。"see that"これは大体こういう言い方が固定化してくると、面倒くさくなるため中抜きをするということです。日本語でもこうしたことは頻繁にあることですが、これをいきなり言われると、私たちは分からなくなりやすい表現なので紹介しておきます。

例文です。
"See that the conclusion would be drawn within three hours!"
ちょっと語気を強く言いましたが、「3時間以内に結論が出るようにしてくれよな」とこれは何か会議をやろうとしている部下たちに上位のものがちょっとピシッと言ってあげるような表現になります。「いつもお前ら遅いから」という感じがあります。
もう1回読んでおきましょう。"To it"を付けて読みましょう。
"See to it that the conclusion would be drawn within three hours."ですね。

これは少し変化球かもしれませんが、マーケットリサーチ(market research)というのがよくありますが、「マーケットリサーチすぐしてくれないか」という表現を"I hope you will conduct market research soon."とします。「私は望む、あなたがマーケットリサーチをすぐに行ってくれるであろうことを」と非常に間接的な言い方になります。
こうした表現をイギリス人がするときにはとても皮肉を込めた言い方で"I hope"と言います。「まあ望むんだけど...」というようなニュアンスです。

先ほど"soon"という単語が出てきましたので抜粋しますけれども、「すぐ」という表現は英語には沢山あります。
皆さんはいくつご存じでしょうか。
"soon""immediately""in no time""at once""right away""in a moment""instantly""promptly""straight off"
他にももっと沢山ありますがこのくらいにしておきましょう。

後は定番表現として「何々してくれないかな?気を遣ってくれないかな?」という表現で、"Would you mind ~ing?"という表現があります。
"Would you mind submitting the report by the end of this week?"
「今週末までにレポートを提出して欲しいんだけどな」という表現です。
「いつも遅いから今度は気を付けてそうしてくれよ」というニュアンスです。
"Would you mind submitting the report by the end of this week?としてみました。

日本語と同じで英語にも仕事の依頼に様々な表現があります。日本語でのバラエティとは異なりますが英語でのバラエティも気を付けながら使ってみてください。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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