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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 戦略の実行度を上げる① (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

戦略の実行度を上げる①

田久保 善彦 リーダーシップ領域

14/08/08

前回は、社内で物事を進める際に、健全な根回しを行い、一緒に戦っていく仲間を作って行くことの重要性についてお話しました。これらを行ってはじめて、事を始めるにあたっての前さばきができてきたと言えるでしょう。今度は、自分が実際にやりたいことを進めるための具体的なプランを作る必要があります。今回は、このプランの作り方についてお話します。もっともプランを作る際には本当にいろいろな方法がありますので、それらをすべて説明することは時間がいくらあってもできません。そこで、プランを作るときのコツや気を付けていただきたい点につき、特に注目して行きます。

最初に作るプランは、どのようなものであっても絵に描いた餅のようなところがなきにしもあらずですが、作る分には楽しいものです。しかしそれも実行されなければ、何の意味もありません。そもそも仕事の成果とは、以前にもお話しましたが、プランの完成度に実行度を掛け算することで算出されるものでした。プランが100点でも実行度が1割であれば、成果は100×0.1=10点になってしまうのです。こうしたイメージを前提にすれば、実行度が高いプランを考えることが重要となります。その際には、自分が描いているプランが頭の中で動画として再生されるかどうかを確認することが肝となります。動画を浮かべるためには、具体的な登場人物が見えている必要があります。たとえば、斎藤さんがこう動いて、田中さんがこう動いて、佐藤さんがこう動く、といった具合です。こうした点をイメージできないまま実行に移しても、ちぐはぐな話になってしまうはずです。頭に浮かんできた動画をアサインできるかどうかという点はまた別の話となりますが、イメージできないことの具現化は難しいものですので、この点ひとつのチェックポイントとして意識しておいていただきたいと思います。

また、プロジェクトは定常的な仕事ではないため、その実行に際してはいろいろな紆余曲折があるものです。意外と辛い状況に陥ったり、途中で梯子を外されたりといった事態に直面することもあるでしょう。そうなると自分がやっている仕事の意義について心配し始めてしまいます。そこで、プロジェクトのプランを作る際の二つ目の肝として、そのプロジェクトが本当に会社のためになること、もしくは会社のミッションやビジョンときちんと整合していることを説明できるようにしておくことを挙げたいと思います。これが曖昧なままに事を進めると、事態が悪くなった際に気持ちが揺らいでしまいかねません。

そして三つ目の肝は、やらないことを決めるという事です。皆さんがプランを作る際にはやることを決めて行きますが、やらないことを決めるところまで思い至らないことが多くあるように思います。その場合、特に若い方はやらなくていい細かいところまでやりすぎてしまい、時間がなくなることがあります。そこであえてやらなくていいことを決めることで、こうした事態を防ぐのです。「ここは手を出さなくていい、ここはやらなくていい、これについてはここまでいったらよしとする」などときっちり決めておくことが、プランニングにおいては大事となります。

さらに四つ目は、プロジェクトの成功とは何かを最初に決めることです。どこまで行ったらこのプロジェクトが成功したと言えるのかを後出しじゃんけんにならないように明示しておくことが、メンバーのモチベーションを高めることにつながります。

今日の話をまとめます。
今回は、物事を動かすためのプランニングの四つの肝についてお話しました。一つ目は、自分の頭の中で動画として再生されるようなプランを作ること。二つ目は、そのプロジェクトと会社のビジョンが整合していることを、きちんとチェックすること。三つ目は、やることと一緒にやらないことについてもしっかりと決めておくこと。四つ目が、プロジェクト成功の判断基準を事前に決めておくこと。これらの四つのポイントを、プロジェクトのプランニングに際してはぜひ意識してみてください。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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