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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > パワー基盤の構築② (リーダーシップ領域/田久保 善彦)

パワー基盤の構築②

田久保 善彦 リーダーシップ領域

14/07/31


前回に引き続き、実際に会社の中で仕事を進めて行くための実行力を高めることについて、お話します。前回は、仕事を進めるためには周囲を巻き込む必要があることを説明しました。そのためには、組織の中で自分の信頼の残高を少しずつ増やして行かなければなりませんでした。

その次には、これも自分の努力に拠るものですが、ネットワークを作って行くことが大事となります。自分がどれだけ頑張っても、一人で仕事をすることはできません。自分の仲間になってくれる人はどういう人か、自分に情報をくれる人はどういう人か、自分にパワーをくれる人はどういう人か。そんなことを考えながら、ネットワークを作って行く必要があるのです。

こうしたネットワークを人脈と名付けるのであれば、そこには二つのパターンがあるように思います。それは、社内の人脈と社外の人脈です。最近では、朝活をしている若い熱心な方々が増えていると聞きます。朝に大きな駅の近くの喫茶店に集まって、読書会を開くなどして勉強しているのです。これは、社外のネットワークと呼ばれるものでしょう。グロービスに通われている方々も、これを非常に大事にされています。一方で、社内のネットワークにももっと注目してみてもよいでしょう。なぜならば、何がしかの目的意識があってその会社に入った以上、自分と方向性が近い仲間がそこにはいるはずだからです。まずはその人たちと、ちゃんとわかり合う努力をしましょう。単に仲良しグループを作るのではなく、いざという時に本当に力になってくれる人、もしくは問題があった時に苦言を呈してくれる人をも含めた、意味のあるネットワークを社内外に作ることが肝要です。

たとえば、あなたが社外でネットワークを作ろうとした場合に、社内にネットワークを持たない人と知り合いになりたいと思うでしょうか。やはり、社内で活躍をしていろいろと注目されている人や、社内でネットワークを持っている人と関係を持ちたいと考えるものと思います。そうした人同士がつながれば、お互いに良い関係になることができます。社内外のネットワークのどちらを先に作るべきか、あるいはどちらが良いか大事かという話ではなく、今一度社内でのネットワークづくりに焦点を当てて、自分が活動する時に力となるものを増やしていただきたいものです。そう考えると、まずもって自分自身が一定のレベルの人間であることが大前提となります。

自分の実力を高めながら、社内外のネットワークをバランスよく構築して行く。このことを、「自分のパワーの基盤を作る」と言います。自分のパワーを用いて何かを行いたいと思った時には、まずは自分が鍛えられていないといけません。しかし、自分だけを鍛えていても、一緒に頑張ってくれる人がいないとパワーを出すことができません。だからこそ、自分を鍛えるとともに、周囲の人ともきちんと手を取るのです。そして手をとってくれた人たちもパワーアップしたら、いろいろなことができそうですよね。

私が以前に働いていた会社の先輩は、「昼ご飯を同期と食べるな。最低でも三年以上前に入社した人と食べるようにしろ」と話されていました。そうすると、人脈も広がりますし、いろいろな情報を得られるからです。そもそも人脈は、放っておいても自然にできるものではありません。どういう人脈を作って行くかという意図なり戦略なりを持っていないと、得られないのです。社外で人脈作る際にはそうした意識があるかもしれませんが、社内にあっては、人脈を作ろうという意識そのものがそもそも薄いことが多いです。


社内外のネットワークを作ることを意識しながら、自分を鍛えることで、自分のパワーの基盤を固める。基盤が固まっていれば、いろいろなことをできるようになる。「周りが付いて来てくれないんだよな」とか「うちの社員には何を行っても響かなくて、結局孤軍奮闘になっちゃうんだよな」などと言う前に、自分の方で周囲を巻き込む準備ができているのかどうかをまず考えるようにしていただきたいと思います。

今日の話をまとめます。
周りの人を巻き込んで物事を進めて行く時には、自分のパワーの基盤を強くして行くことがすごく大事です。そこには、二つの要素があります。すなわち、自分の力を高めることと、自分を取り巻くネットワークを社内外を問わずにしっかり作って行くことです。ここでいうネットワークとは、仲良しクラブを指すものではありません。自分を高めてくれて、時には苦言を呈してくれるネットワークを作ることが、重要なポイントとなるのです。

分野: リーダーシップ |スピーカー: 田久保 善彦

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