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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 日本企業の海外進出③ (国際経営論、経営戦略論、アジア産業論/永池克明)

日本企業の海外進出③

永池克明 国際経営論、経営戦略論、アジア産業論

13/12/18

今回は、製造業に限らずほとんどの業種が、海外へビジネスチャンスを広げる時代になっていることについてお話します。九州の企業も海外市場に進出する人たちの能力を高めて行かねばなりません。

近年、日本企業が海外へ進出する最大の理由は、国内の市場が縮小を始めたことにあります。いまやすべての業種にとって、海外市場の開拓が不可欠といえる時代に入ってきているのです。

今や、日本の百貨店やスーパー、コンビニなどの小売業や外食チェーンも、アジアや中国へ店を出して、現地で商品を売り始めています。銀行や保険屋、証券会社、サービス業も、どんどん進出しています。さらには、医薬品や化粧品、紙おむつ、ビール、アルコール、果ては、おもちゃや音楽、アニメ、映画に至るまで、さまざまな商品が海外へ進出しています。また、進出しないまでも、輸出量を増やしている企業は多くあります。

たとえばユニ・チャームは、紙おむつの海外売上高が国内売上高を上回っています。またヤクルトなどの乳飲料が、中国やアジアでビジネスを広げていることも知られています。中国で人気がある良品計画、これは日本の無印良品ですが、一年間で利益が七割増となりました。ユニクロを展開するファーストリテイリングは、今年下半期の利益が前期比で八割増となり、二年後には海外の店舗数が国内の店舗数を上回ることを目指しています。これらの企業は、日本から現地へ海外人材を派遣し、また、現地でも積極的に人材を採用しています。
最近では、国内市場向けが中心だった農産品も、これからは安全・安心・高品質を売り物に海外へ輸出して外貨を稼ぐ成長産業にしていかなければならないでしょう。

九州の企業も、九州にへばりついているばかりではなく、ビジネスチャンスを外へ向けるべきです。それを実際に行うのは、私たち、九州の人間です。そのためには、やはり、外向き、前向き、上向きの姿勢が必要です。業種を問わず、国内外で活躍できる人材とならなければなりません。学生時代から早めに海外を経験し、海外で通用するスキルや知識を早めに身につけておくことが重要でしょう。現地での生活の知恵や現地での対応力、コミュニケーション能力は、ビジネスの実務や学問と同様、一朝一夕に身につく物ではないので、早いうちから着々と養いたいものです。九州に大勢いる優秀な留学生をうまく活用し、海外での売上に繋げることも大事だと思います。

今日のお話をまとめます。
国内市場が縮小している昨今、製造業に限らず、すべての業種が、国内外でビジネスチャンスを広げ、売上利益を増やしていくことが、どうしても必要になってきます。現にいまや、ほとんどの業種がそうした方向へ走り出していますので、九州の企業も目を海外へ広く向け、海外でも活躍してほしいものです。そのためには、海外で通用する能力やスキルを各人が身につけることが肝要です。

分野: アジアビジネス 国際経営 経営戦略 |スピーカー: 永池克明

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