QT PRO モーニングビジネススクール

QT PRO
モーニングビジネススクールWeb版

FM FUKUOKAで放送中「QT PRO モーニングビジネススクール」オンエア内容をWeb版でご覧いただけます。
ポッドキャスティングやブログで毎日のオンエア内容をチェック!

PODCASTING RSSで登録 PODCASTING iTunesで登録 電子書籍で記事を読もう! EPUB

ブログ&ポッドキャスト詳細

QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 就職活動はマーケティング①(原則編) (マーケティング/出頭則行)

就職活動はマーケティング①(原則編)

出頭則行 マーケティング

13/11/14

今回および次回は、「就活はマーケティング」というテーマのもと、就活の基本と要領といった辺りをお話したいと思います。

私自身は就活の専門家でもないのですが、九大に来る以前の職で、就職面接等をした経験はあります。面接に来る就活生には色々な人がいました。例えば、応援団にしていたという人は、「1つ応援団のフレフレをやらせて頂きます。」と言い、実際にフレフレ応援の実演をやりました。また、「社風に非常に惹かれています。」と言う人もいました。しかし、このような人たちは皆落としました。まず、応援団員だからといって、応援の実演ような、言ってしまえば、宴会芸を見たいわけではありませんので、面接官はそのような形で気を引こうというのにはなびきません。また、「社風」についても、「入社してもいないのになぜ分かるのか?」と思ってしまうわけです。私は面接や志望動機を書くことには、「原則」や「基本要領」があるのではないかと考えていますので、今回と次回に亘り、その「原則」と「要領」、言い換えればちょっとした「技術」についてお話したいと思います。

ここで1社、化粧品会社を例にとって説明したいと思います。
この化粧品会社のホームページから情報をとってきたのですが、この会社が求めるのは「イノベーション人材」とありました。それがどのような人材かというと、「チャレンジ精神があり、多様性を受容し、主体的行動力を持っている人」と説明されています。例えば、この会社に応募することを想定し、パーソナリティのこはまさんと簡単な模擬を行ってみたいと思います。私が面接官を、こはまさんが就活生を担当してやっています。

〈出頭先生〉どうも、我社に応募していただいてありがとうございます。こはまさん。
〈こはまさん〉よろしくお願いいたします。

〈出頭先生〉応募前にどのような学生時代をこはまさんは送っていらっしゃったのですか。
〈こはまさん〉私の学生時代ですか。私はずっと部活にサークルに一生懸命の学生時代で、とにかくサークルの仲間と合唱団に入っていたのですが、毎日毎日歌って楽しんでおりました。

〈出頭先生〉学問の方は、どんな勉強をされていたのですか。
〈こはまさん〉勉強は文学部で言語学を専攻しておりまして。

〈出頭先生〉言葉というものに興味があるということですか。
〈こはまさん〉そうですね。ことば、そしてコミュニケーションには非常に興味があります。

〈出頭先生〉我社の志望動機といいますか、なぜ応募されたのですか。
〈こはまさん〉私は実は、子供の頃からあまり外見にこだわるほうではなく、どちらかというと、外見を磨くということに対して無頓着だったのですね。それで、大学に入って、二十歳を迎える時に母は化粧の仕方ひとつも知らないのでは困るということで、たまたま御社の化粧品売り場に母が連れて行ってくれまして、そこでスタッフの方に化粧をしていただいたのです。その時にああこんな風に自分がきれいになるんだというのに感動いたしまして、そして綺麗になったら、なんとなくやっぱり気持ちも晴れやかになっていて、すごいことだなって思ったのですね。それで外見を磨くということは、非常に心にも影響を与えるのだなということをその時感じまして、是非御社に入って沢山の女性を美しくするお手伝いができないかなと、そしてたくさんの方の気持ちを元気にしたいなと思ったからです。

〈出頭先生〉最後の質問なのですが、自分の性格を簡潔に表現してみてください。
〈こはまさん〉私は、自分では非常に社交的だと思っておりまして、ただ裏を返せば八方美人なのかなと、人によく見られたいと思うこともあるんじゃないかなと自分では思っています。

〈出頭先生〉わかりました。ありがとうございます。合格です。
〈こはまさん〉ものすごい緊張しました。

就職活動は言ってみれば、「自らを売り込み企業に買ってもらう」ということで、まさしく「マーケティング活動」になるわけです。
まず、マーケティング最大の原則というのは、「顧客視点」だということです。「買う側の立場でものを考える」、これが非常に大事なマーケティングの「顧客視点」というものです。当たり前のことを言っているようですが、私の経験から言うと、多くの就活生はこの視点が欠けていると思います。顧客の立場に立つ、すなわち採用側の立場に立つのみならず、その採用する企業の背後にいるその企業の顧客(使用者)たちを見据え、その視点に立って話をする。これが第一の原則なのです。そして、マーケティング第二の原則は「消費者は"買いたい"」ということです。企業側はあくまで"買いたい"のであって、"買わされたくはない"わけです。"買わされた"という思いはしたくなく、自らの意思で買取りたいので、企業に選び取りたい気持ちにさせなければいけません。これは難しいですが、そういった視点は非常に重要です。

また、「正直であること」も非常に重要です。人間というのは、真実をしゃべっている時に一番説得力あるのです。私自身の職業経験から言っても、クライアントに企画を売れた時というのは、自分が信じていた企画を売り込んだ時です。このように、正直に話す時には説得力がでるということなので、「正直」をモットーに、決して嘘をつかないということは大事なことです。

今日は、就職活動における原則、「顧客視点に立つこと」、「顧客に買わせたいと思わせること」、そして「嘘はつかないこと」これらについてお話しました。次回は、これらを実際にどうするかということに関してお話します。

分野: マーケティング |スピーカー: 出頭則行

トップページに戻る

  • RADIKO.JP
  • ビビックスマホ