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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ビジネスプランコンテスト① (産学連携マネジメント、技術移転、技術経営(MOT)、アントレプレナーシップ/高田 仁)

ビジネスプランコンテスト①

高田 仁 産学連携マネジメント、技術移転、技術経営(MOT)、アントレプレナーシップ

13/09/12

・QBSでは、2年前からビジネスプラン・コンテストを開催しており、今年は9月15日に他校の参加も得て審査会を行う。今回は、ビジネスプランをつくるプロセスや意義について解説したい。
・ビジネスプラン・コンテストは、挑戦を促し、社会に変革や新たな価値をもたらす有効な手段として位置づけられ、世界各地の多くの大学で活発に取組まれている。著名なところではMITの100K(優勝賞金額100,000ドルを由来とする)が知られている。
・QBSがビジネスプラン・コンテストを開催する背景には、不確実性を増す社会環境下で、経営管理に必要な個々の知識や分析能力の習得のみならず、それらを動員し新たな事業創出に結びつける統合力の涵養が必要、との意図がある。
・昨年までは、QBSが学生と協力して実施していたが、3回目の今年からは、学生会に企画〜運営を委ねて実施している。

・そもそも、ビジネスプランとは、どのようなきっかけやプロセスで出来上がるのか?それは大きく4つに分かれる。(1)新たな事業機会の探索と発見、(2)ビジネスアイデアの考案、(3)ビジネスモデルの構築、(4)ビジネスプランの作成、の4段階だ。
・まず(1)新たな事業機会の探索と発見、について。ここでは、固定観念を取り払って常識を疑うことが重要になる。イノベーションには、既往の方法を少しづつ改善していく「持続的イノベーション」と、従来の価値や方法を破壊して全く新しい価値を生み出す「破壊的イノベーション」があるが、ビジネスプラン・コンテストが対象とするのは後者だ。そこでは、固定観念を取り払って常識を疑う発想力が欠かせない。
・例えば、エジソンは、新しい従業員を雇うときに、必ずスープを出したそうだ。面接者が味見をせずに塩や胡椒をかけたら「不採用」にしたという。つまり、「自分は塩辛い味が好き」とか「コショウがきいた味が好き」という固定観念に囚われて、味を確かめもせずに塩やコショウをかける人は、エジソンの研究所には不向き、というわけだ。
・常識的な考え方を真逆から考えてみると、予想もしなかった新しい価値に気づきやすい。例えば、従来の公共図書館を思い浮かべると、「私語禁止」「飲食禁止」「借りたら返却に行く」「休館日がある」・・といったことが当たり前。しかし、蔦屋を経営するカルチャー・コンビニエンス・クラブが運営を受託した武雄市図書館は従来の公共図書館と大きく違う。スターバックスのコーヒーを飲みながら本を読める。本を借りたらコンビニから返しに行ける。子供達が夏休みの自由研究をするために図書館を訪れる。年中無休の朝9時〜夜9時開館、本を借りたらTポイントカードがもらえる、・・・などなど。従来の常識の真逆なことが多い。当たり前の向こう側に、新しい事業機会は潜んでいるのだ。

・次に(2)ビジネスアイデアの考案。ここで良く使う方法として知られるのは「ブレーン・ストーミング」だ。限られた時間で沢山のアイデアを出し、その中から良いアイデアを選んでブラッシュアップする。
・「ブレーン・ストーミング」には、大切なルールがある。まず、多様性のあるメンバーを集めること、アイデアの良し悪しの判断は後回しにすること(質より量)、常識外れを推奨すること、他人のアイデアを否定しないこと、といったことだ。つまり、ここでも固定観念を取り払うことが重要なのだ。

・次回は、(3)ビジネスモデルの構築、(4)ビジネスプランの作成、について解説したい。

分野: 産学連携 |スピーカー: 高田 仁

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