QT PRO モーニングビジネススクール

QT PRO
モーニングビジネススクールWeb版

FM FUKUOKAで放送中「QT PRO モーニングビジネススクール」オンエア内容をWeb版でご覧いただけます。
ポッドキャスティングやブログで毎日のオンエア内容をチェック!

PODCASTING RSSで登録 PODCASTING iTunesで登録 電子書籍で記事を読もう! EPUB

ブログ&ポッドキャスト詳細

QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > いよいよ近づくILC(国際リニアコライダープロジェクト)立地選定(1) (産学連携マネジメント、技術移転、技術経営(MOT)、アントレプレナーシップ/高田 仁)

いよいよ近づくILC(国際リニアコライダープロジェクト)立地選定(1)

高田 仁 産学連携マネジメント、技術移転、技術経営(MOT)、アントレプレナーシップ

13/07/11


・現在、国際リニアコライダー(ILC)の国内候補地の選定が大詰めを迎えています。

・ILCとは、素粒子物理学の専門家の間で構想されている次世代の加速器のことで、アジア・北米・欧州が協力して世界に1カ所だけ建設される超大型国際プロジェクトです。総コストは8千億円とも1兆円ともいわれています。
・世界に6箇所の候補地があるなかで、日本は北上山地(東北)と福岡県・佐賀県にまたがる背振山地の2カ所の候補地を持っています。7月末を目処に、素粒子物理学者を中心とする科学者コミュニティが、2候補地の岩盤や周辺環境などの評価を終え、国に対して推薦案を提示することになっています。これを受けて、日本がホスト国として正式に立候補を表明するかどうかが最終判断されます。
・既に、ILCの設備仕様については、国際チームで検討が終わっており、更に、米国も欧州も「日本が手を挙げてくれたら、我々は日本に協力する」という意思表示、つまり「日本にILCを建設する」という内々の合意がなされているので、日本が立候補を表明したら、そのままILCが日本に建設される可能性が高いのです。

・現在の世界最大の加速器は、スイス・ジュネーブのCERN(セルン)にあるLHC(リニアハドロンコライダー、巨大な加速器で陽子と陽子を衝突させ、そのエネルギーで発生する素粒子を解析する装置)です。昨年7月に「遂にヒッグス粒子(物質の質量の元といわれる)」が発見されたと発表がありました。しかし、現在人類が持つ最大の加速器であるLHCをもってしても、ヒッグス粒子の詳細な挙動を捉えることは難しいため、次世代型のILCを世界で1箇所だけ建設する、ということになっているのです。


分野: 産学連携 |スピーカー: 高田 仁

トップページに戻る

  • RADIKO.JP
  • ビビックスマホ