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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > いよいよ近づくILC(国際リニアコライダープロジェクト)立地選定(2) (産学連携マネジメント、技術移転、技術経営(MOT)、アントレプレナーシップ/高田 仁)

いよいよ近づくILC(国際リニアコライダープロジェクト)立地選定(2)

高田 仁 産学連携マネジメント、技術移転、技術経営(MOT)、アントレプレナーシップ

13/07/12

・では、ILCが脊振山地に立地すると、福岡・佐賀地域にどんなインパクトが生じるのでしょうか?
・まず、約8年間の建設期間中に、年平均5,000人もの外国人研究者とその家族が滞在することになります。つまり、私たちの隣人に外国人がどっと増えるのです。そうすると、学校や病院、さらには配偶者が働く企業や公的機関にも「国際化」が求められます。
・また、最先端の巨大科学の研究所の立地を活かして、地域の科学に対する関心と理解が深まるような様々な取り組みが期待されます。例えば、子供達への特別な科学教室による科学理解の増進、地域住民に対するサイエンス・カフェなどの開催、あるいは最先端の研究現場を観光資源としてとらえる科学ツーリズムなどを活性化させることが出来ます。
・更には、ものづくり産業へのインパクトも大きいでしょう。ジュネーブのCERNが行った調査では、CERNと共同でハイテク機器開発プロジェクトを実施した中小企業の38%が新製品開発に成功し、52%が売上増につながったとの結果が出されています。

・福岡・佐賀地域の最大の優位性は、周辺環境が整っていることです。国際線の発着数が多い空港をすぐ近くに持ち、都市高速や鉄道網など都市機能と自然環境がバランスよく調和しています。仕事を終えた研究者がシャワーを浴びて着替えてから、1時間後には博多座で歌舞伎を観ている、というライフスタイルも実現できます。

・地域に大きなインパクトを持つILCが福岡・佐賀地域に立地し、アジア・世界の「基礎科学の拠点」となることを期待したいと思います。

【今回のまとめ】
・素粒子物理の巨大実験施設ILC(国際リニアコライダー)の国内候補地が7月中に決定される予定です。仮に福岡・佐賀地域(背振山地)に決まれば、人材育成・産業・まちづくりの面で地域へのインパクトは極めて大きいでしょう。

分野: 産学連携 |スピーカー: 高田 仁

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