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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 第1話「英国における異文化(7)」 (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

第1話「英国における異文化(7)」

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

13/05/01

今日は、イギリスの気候についてお話をします。

イギリスと言うと雨のイメージがありますが、年間の降水量は日本ほどではありません。雨期に物凄く雨が降るというほどでもありませんが、雨に関して面白い事をレポートする日本人の観光客が多数います。よく一日の内に四季があると言われますが、要するに天気予報が全然役に立たないということです。今ピーカンで晴れていても、10分後にはにわかに掻き曇って雨がザーザー降っているという事があり、今日は外で遊べないと思っていても、10分後にはまたピーカンになっているという事があります。

出掛ける時の服装選びもけっこう大変ですが、現地の人は諦めています。傘など持たずに歩く人が多いですし、傘の開閉を繰返して忙しい思いをしている人は大体日本人で、イギリスの人はあまり傘を持ちません。降り出しても5分か10分で止むことが多く、ちょっと激しいと軒下に入って、その内止むよという感じの人が多いです。私も向こうにいて、これは困ったというのは1回だけしかありません。チェスターという町ですが、その時は2~3時間ゴウゴウと雨が降り、本当に困りました。もちろん私は傘を持っていましたが、現地の人は商店街の軒下にずらっと、まるで燕か何かが並んでいる感じで、皆さん大変だったようです。現地の人によれば、そんな事は年間に1・2回くらいしかないようですが。

雨以外にも気候については色々な特徴がありますが、日本人は向こうではハッピーです。年間を通して日本よりも平均気温が少し低いと思えばいいでしょう。冬場ロンドンあたりでは日中の最高気温がマイナスになる事はあまりないのですが、福岡に比べるとかなり寒いです。緯度としては北海道よりもう少し北ですが、それでも私達が想像するほどひどくないです。雪もそれほど降らないし、積雪が10センチもあるとパニックになるような、北の雪が降りしきる国とはちょっと違います。夏になりますとロンドンあたりで平均気温が20度から25度ぐらいまであがりますが、湿気が非常に少ないので汗をかくのがかえって気持ちがいいというところもあります。カラっとしているので、ちょっと急ぎ足で歩いて汗が出ても4~5分でスーッと引き、その引き際が非常に気持ちいいのです。日本だと汗が全く引かずに何処でもいいからビール飲みに飛び込みたいということになりますが、そういう需要はあまりありません。

それから、緯度が高いのに日本に比べてひどく寒くないのは暖流の影響です。ただ緯度が高いので、日照時間の伸び縮みが激しいのです。夏にはサマータイムもあってアフターファイブが長く、一番長い時だと、ロンドンやケンブリッジあたりで、夜10時近くまで外で明かりがなくても過ごせます。ですからアフターファイブに草野球なら2・3試合やってもまだ明るいので羨ましいです。サッカー、ラグビーも多 です。ただ、気持ちが良いといっても流石にスコットランド辺りまで行くとかなり寒いので、スコットランドに行く予定の学生には寒いからと忠告しても、日本の夏の暑さに慣れ、何とかなるとたかをくくる学生さんが多いです。夜行列車で朝冷えたスコットランドに入ると、一桁の気温という事もありえます。そこへ半袖ワイシャツで行って大変だったという学生も時々います。スコットランドに行く時は、夏でも防寒着が必要でしょう。

そういった気候の差で植物や昆虫の類などもかなり違い、例えば蚊がほとんどいません。夏に藪に入ってぼこぼこにされる事はまずありませんから快適です。ところが全国的ではないと思いますが、夏に雨が降って草むらに黒いナメクジが出ますが、これが10センチぐらいあります。アメリカだとサンフランシスコ周辺に黄色いバナナ大のバナナスラッグというのがいますが、イギリスでは黒です。これがうじゃうじゃ出ると凄いです。ちょっと気候と外れますが、薔薇が国花みたいになっていますが、春の菜の花も非常に綺麗で広大な畑に咲いているようですし、季節になると、藤の花が、蔦が絡まるように建物に絡み付いて、そこをアカデミックガウンをかぶった教授が歩いているのは風情があります。

今日のまとめですが、イギリスの気候は日本ほど暑くなく涼しくて湿気が低いこと、高緯度なので日が長い事があるということです。そして気候による植物や虫の違いを楽しむということです。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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