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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 第1回 日本人の国際性と外圧 (国際経営論、経営戦略論、アジア産業論/永池克明)

第1回 日本人の国際性と外圧

永池克明 国際経営論、経営戦略論、アジア産業論

13/02/07

日本は現在、いろいろな意味で歴史的転換点に立っているということができます。それは政治、経済、企業経営、さらには日本人の価値観や生き方にまで及んでいます。私はこれに関連して「日本人の国際性」という面も無視できないと考えています。もし、日本人が、欧州大陸やアジア大陸に住む民族のように、地続きで川や橋一つ隔てて国境があり、外国人の生活が
日常的に肉眼で見え、歴史的にも何度も隣国と攻防を繰り返してきた環境におかれていれば、外圧で初めて目覚める、という日本人の性癖が日本の歴史を形づくってきたことにも触れなくて済んだかもしれません。日本人は一般に国際性に乏しいといわれます。それは日本が島国であるという地理的環境によるところが大きいのです。このことは海外経験を持つ人から見ると指摘できるところです。日本に住んでいると、周囲を海に囲まれ、国境や外国を直接見ることが少ないため、日常的に国境を意識することはまれです。外圧により初めて外来文化に接し、それを咀嚼して日本文化として育んできた受身的な歴史があります。 また、多民族国家でもなく、外国語が必須条件でもありません。

一方、多少とも外国で生活した経験がある日本人は、外国で生活して初めて、自分がそこではマイノリティーであり、日本と全く違う言語、風土や生活習慣、文化、価値観の相違を肌で感じ、そこで初めて一定の距離感を持って日本や日本人ということを冷徹に考え始めていることに気が付きます。そして、それがすなわち国際性を認識することだと悟るのです。そもそも真の国際人とは何でしょうか?多くの識者がこのテーマについて語っていますが、大胆にこれを集約すると、国際人としての要件の第一は、先ず日本人であれ、ということでしょう。日本人が世界に向き合う時、その立脚点である「日本人とは何か、日本とは何か」をよく知り、相手にきちんと紹介できることです。第二は、相手を知り、自分を知ることです。すなわち、相手の環境に飛び込み、それを体感し理解することです。第三に、コミュニケーションの道具としての語学力や互いに共有・共感できる趣味や教養を身につけることです。私自身は学生時代から合唱をやっていたので、海外でも現地の人々とその国の歌を原語で合唱することを通じて、すぐにコミュニケーションできたという経験を持っています。

今日のまとめとしては、外から見て初めて自分が分かるので、もっと日本人は海外に出て、外国から日本を見るということです。1週間、1カ月など短期間の体験でも色々な事が見えてくると思います。
まずは自分で動いて、自分が触れてみることです。

分野: 国際経営 |スピーカー: 永池克明

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