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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 中国⑧台湾 (企業財務 M&A/村藤功)

中国⑧台湾

村藤功 企業財務 M&A

13/02/15

台湾にはもともと、原住民が住んでいました。今でも全体の2%は原住民であると言われます。また、故宮が台湾にもあるという話もよく聞きます。共産党に終われて台湾へ逃げた国民党は、中国の本部は台湾にあり、中国全体は台湾の国民党本部のものだと考えているのです。北京と台湾で、お互いに全中国は自分のものだと言い合っているわけです。

台湾には三種類の人がいます。ひとつは原住民です。もうひとつが、既に明や清の時代より、大陸から渡ってきていた人びとの子孫です(本省人)。そして最後のひとつが、国民党とともに台湾へ移住してきた人びとで(外省人)、数的には原住民よりは多いものの、本省人と比べると少数派です。台湾人の多くは、既に明や清の時代より、大陸から渡ってきていた人びとの子孫なのです。

今後台湾は、いずれ中国とくっつくのではないかという話があります。台湾の方が中国より進んでいた頃は、一緒になることを台湾の人びとは嫌がっていました。しかし近年では、一緒になってもいいのではないかと思う人も増えてきています。一方で、台湾は台湾として独立した方がいいと主張する人びともいます。中国共産党のイメージ・カラーは赤ですが、泛藍連盟(国民党)は藍色の旗を掲げて独立に反対しており、泛緑連盟(民主進歩党)は緑色の旗を掲げて台湾の独立を謳っています。

このような様々な派閥が割拠する中で大統領選挙が行われると、それぞれの派閥よりかわりばんこに大統領が選出されることになるようです。最近では、国民党の馬英九氏が大統領となったため、台湾―中国間の飛行機の便数が、0から一気に週500便にまで増えました。

当初は中国共産党は、武力をもって台湾を自分たちのものにしようとしていました。しかしアメリカの介入によって、それも難しくなりました。最近では、台湾の人びとが中国と一緒になりたいと思うようになるよう、様々に画策してきました。昔は統一を願う人は少なかったのですが、ここ30年でその気になる人が増えているのです。

しかしもともと、国民党は共産党に敗北してしますし、台湾の人びとのマジョリティはもともと大陸の出身者です。仮に統一し、共産党の支配下に入ったとしても、そこまで大きな変化はないように思います。あるいは香港のように取り扱い、一国三制度を敷くことになるかもしれません。

もし中国とアメリカが台湾をめぐって戦争を始めた場合、日本がアメリカの同盟国として巻き込まれれば、まず最初に消滅する国は日本となるでしょう。先程も少し触れましたが、中国共産党が赤の旗を、台湾独立派が緑の旗を、国民党が藍の旗を、それぞれ振り合っています。これまでは緑と青の争いでしたが、赤が圧倒的に大きく成長しているので赤がすべてを飲み込んでくる日が来るかもしれません。私は日本がこの争いに巻き込まれるべきではないと思っています。

分野: 財務戦略 |スピーカー: 村藤功

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