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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > イギリスの歴史:アングロサクソンの続き (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

イギリスの歴史:アングロサクソンの続き

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

13/01/21

前回は、ローマ人がイングランドから出て行った後で、アングロ・サクソン人、いわゆるゲルマン族が侵入してきたことをお話ししました。彼らは、今でいうドイツやデンマーク辺りからやってきた人びとです。彼らは、アングロ・サクソン七王国を建設します。そしてそのうちのひとつであるウェセックスという国が力を持つようになり、ついにはアイルフレッド大王がイングランドを統一します。

今回は、その後の歴史についてお話しします。アングロ・サクソンが支配する時代がずっと平和に続いたわけではなく、北欧の方から別の人びとが攻めてくるようになります。彼らはヴァイキングと呼ばれた、あちこちを襲う海賊に近い存在でした。8世紀から10世紀にかけて、彼らは一進一退の戦いを繰り広げます。アルフレッド大王が一旦それを撃破しましたが、結局追い出しきることはできず、9世紀から11世紀にかけて、バイキングが一部に住むようになりました。そうした地域はデインロー(Danelaw)と呼ばれ、ヴァイキング独自の法体系が及んでいました。当時北欧からやってきた人たちの一部をデーン人といいましたが、デインローという言葉はデーン人に由来します。イギリスの東海岸、ヨークやケンブリッジには、未だにヴァイキング文化の影響が残っているといわれています。なお、アングロ・サクソン人は、この後に入ってくるノルマン人と合わせて、今日のイギリス人の祖先といえる人びとです。

また当時のスコットランドには、土着のピクト人が住んでいました。確定しているわけではありませんが、ケルト系ではないかといわれています。ローマ人が入ってきた時代には、両者は敵対していました。その後アイルランドから、ケルト系のスコット族がやってきます。スコットランドという地名は、彼らに拠っています。スコット族は、ピクト人に代わって支配をはじめ、統一王国スコティアを建設しました。初代国王は有名なダンカン王で、後にマクベスに暗殺されます。マクベスにみられるように、スコット族にはマクではじまる名前の人が多くいました。マクドナルドやマクレガーといった名前は今日でも見受けられますが、そうした人びとは、この時代にアイルランドから渡ってきたスコット族に由来するとみられます。

それからウェールズは、小国が群雄割拠している状態で、有力国が出現し、統一を図ることはありませんでした。ノルマン大征服の後に、イングランドに併合されるという運命をたどることになります。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

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