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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 会計の意義 (日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学/岩崎勇)

会計の意義

岩崎勇 日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学

12/12/19

今回は、広い意味で会計の意義、つまり会計は何のためにあるのかということについてお話しします。会計とは、財務情報の利用者が適切な意思決定ができるように、経済主体が行った1会計期間の経済活動を貨幣金額によって認識、測定、記録、表示することをいいます。経済学にはマクロ経済学とミクロ経済学とがありますが、これと同様に、会計を大きく分けるとミクロ会計とマクロ会計に分かれます。

会計を国全体でみる場合はマクロ会計です。他方、マクロとしての国を構成する個々のミクロ的な経済主体、つまり具体的に取引行為を行っている主体として企業、家庭、政府の3つが考えられます。それら個々経済主体に関する会計をミクロ会計と呼び、通常会計という時にはマクロ会計ではなく、ミクロ会計を意味します。

ミクロ会計は企業、家庭、政府の3つの会計に分かれます。すなわち、企業で行われている会計が企業会計です。また、個人の家庭で行われている会計が家計です。そして、政府で行われている会計が官庁会計です。官庁会計というと通常単式簿記的な予算制度を採用し、年度毎に予算と実績を出しますが、単式ではなく、複式簿記を入れ本格にやろうというのが少しずつ時流なりつつあります。一般企業が採用している複式簿記を官庁でも取り入れようということです。

そして、企業会計の分類として財務会計と管理会計があります。財務会計は外部報告会計、管理会計は経営管理のための内部報告会計で、経営者のための会計です。財務会計は、一般的には株主と投資家等向けに決算書を作り、企業へ投資してもらおうというものです。一方、企業は商品やサービスを提供して利益追求をしていますが、そのための会計が管理会計です。大きな違いは、公表する相手が外部の一般投資家等か或いは内部の経営者かということです。

この場合、外部会計に関しては色々な利害関係者がいるので、それらの利害調整をする必要があります。そこで、例えば、会社法や金融商品取引法などの法律に基づいて利害調整を行っています。他方、内部会計に関しては、利益追求ということに関して利害の相違・対立はありませんので、(その他の種々の法令は遵守していますが、)内部管理用の管理会計に関する特別な規制はありません。

そして、財務会計は、さらに制度会計と非制度会計があります。制度会計は、制度として行われている会計のことです。制度として行われているというのは、会社法等の一定の法律に基づいて毎期決算書を作って公表しているということで、そうでないものが非制度会計です。したがって、制度会計は制度として毎期行はなければならない、ある程度半強制的なものです。これに対して、非制度会計は、例えば、環境会計等のものであり、強制ではありませんし、毎期作成する必要はありません。どちらかというとそれは企業の広告宣伝用です。

分野: 会計 |スピーカー: 岩崎勇

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