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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 韓国と北朝鮮 (企業財務 M&A/村藤功)

韓国と北朝鮮

村藤功 企業財務 M&A

12/08/30

太平洋戦争終了前の一時期、アメリカは、ドイツと同様に日本を分割統治しようとしていました。このことは、一般の日本人にはあまり知らされていませんが、アメリカの公立公文書館には、その計画書が記録として残っています。北海道と東北をソ連へ、九州と中国はイギリスへ、四国は中華民国へといった具合です。しかし、ソ連が予想より早く南下してきたため、朝鮮半島でソ連を足止めすることになり、結果、日本ではなく朝鮮半島を分割するに至りました。もし日本が分割統治されていれば、北方四島だけでなく、東北までソ連に支配され、九州もイギリス統治下に入っていたかもしれません。しかも、こうした分断がいつまで続くかもわかりません。このように、日本は結構危ない状況にありました。戦後、ありがたいことに、日本はアメリカ一国だけに統治されたので、後に一つの国として復活できました。しかし、朝鮮半島は二つに分断されたままで、今になっても未だ一つになれていません。当初は、アメリカもソ連も朝鮮半島を二つに分割することを考えてはいませんでした。しかし一つの国として日本から独立させようとしたさいに、朝鮮半島の中で揉めてしまい、南と北に別れてしまったのです。

南の韓国では、建国以来、北朝鮮を敵対視する軍事政権が李承晩、朴正煕、全斗煥と三代続きます。その後、97年の金大中政権になってようやく、太陽政策へ転換しました。これはイソップの童話からきていて、北風を吹かせれば北朝鮮も頑なになるので、暖かい太陽の心で対応すれば統一できるのではないかという考えで、ノーベル平和賞を貰うことにもなりました。しかし北朝鮮が2006年に核実験を公表すると、また両者の関係は冷え込みます。金大中と、これに続く盧武鉉は太陽政策を行いましたが、今の李明博大統領は、太陽政策は失敗だとして、韓国にメリットがなければ南北首脳会談をやらない、アメリカも勝手に北朝鮮と仲良くするな、と言い出しました。それに北朝鮮は反発し、南と北は全面対決だと宣言したり、哨戒船天安という韓国の哨戒船が北朝鮮の魚雷攻撃を受けて沈没したり、ヨンピョンドという島に北朝鮮が砲撃したりと、最近結構やばいことになっています。今年の韓国の大統領選挙で、これでセヌリ党という与党の朴槿恵(パククネ)が勝つか、統合民主党の、文在寅(ムン・ジェイン)や金斗官(キム・トカン)あたりが勝つかで、これから変わってくると思います。

韓国のお爺ちゃんやお婆ちゃんの中には、家族を北朝鮮に残していて、夜中に泣いて障子を叩いているという人も多くいるらしいです。北朝鮮は北朝鮮で、韓国に家族を残したお爺ちゃんお婆ちゃんもいます。同じ言葉と同じ文化をもっているにも関わらず、ある日突然、38度線で二つに切られてしまったというのは、やはり不自然な話です。いつか統合しなければなりませんが、どうやって統合するかが問題ですね。

今日のキーワードは、「日本分割統治」と「太陽政策」です。

分野: 財務戦略 |スピーカー: 村藤功

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