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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > ソーシャルビジネス(1) (国際企業法務/岡田昌治)

ソーシャルビジネス(1)

岡田昌治 国際企業法務

12/07/11

九州大学教授にして、国際法務室副室長、ユヌス&椎木ソーシャル・ビジネス研究センターのエグゼクティブ・ディレクターを務めています、岡田です。以前にこちらでソーシャル・ビジネスの話をしたシャル=ヤナさんは、私の部下にあたります。

電電公社とNTTに計24年勤務しまして、そのうち10年を海外で過ごしました。シアトルに2年、ニューヨークに8年いたことになります。ニューヨークにいる時に、ニューヨーク州の弁護士試験に受かりました。合格率が30%程度の試験でした。私は日本では、もともと法学部で学んでいましたが、受験に際して、六週間ほど毎晩予備校に通って勉強しました。午前三時か四時に起床して、仕事の前に勉強していました。夜間には日本から来る方を接待する必要があるため、なるべく勉強をしないようにしました。また、土日にも勉強をしていました。

NTTにいた際に、既に国際法務を担当していました。たとえば、マイクロソフトのビル=ゲイツや、アップルのスティーブ=ジョブズ、IBM、シリコンバレーのベンチャー企業、日本企業を相手に、契約交渉を何百と行いました。そういう意味では、国際取引の冷や汗の場面を数多く踏んでいます。国際取引の場合、法律的なフレームワークが大事ですが、その点も学んできました。おかげさまで、九州大学にも縁があり、今はこうして産学官連携の仕事を行うに至っています。

ニューヨーク州の弁護士の資格を取る以前に、会社派遣の留学で、シアトルのワシントン大学でMBAを取得しました。この2つの資格をもっている人は、九州では私一人、日本でも二十人程度ではないでしょうか。お聞きになっている方で、もし、いらっしゃいましたら、是非ご連絡下さい。

私とユヌス氏の出会いについてお話します。

もともと九州大学は、ユヌス氏がノーベル賞を取られた2006年の翌年、2007年に、バングラデシュ出身で九大で先生をしているアシル=アーマド氏の尽力のおかげで、ユヌス氏と結び付くことになりました。私は、国際産学連携を担当していましたが、2009年に、ユヌス氏のグラミングループと、九大とが協力するプロジェクトを行うことになりました。それを期に、ユヌス氏とお会いする機会が増え、彼が提唱しているソーシャル・ビジネスや、彼の人間性、人となりに惚れるようになりました。

ユヌス氏は、ノーベル平和賞、ゴールドメダルというアメリカ連邦議会から貰う賞、自由勲章というアメリカ大統領から貰う賞の三つの賞を授与されています。この三つを取った人は、歴史上七人しかいません。たとえば、マザー=テレサ、マルチン=ルーサー=キング、アウン=サン=スーチー、ネルソン=マンデラ、などです。ユヌス氏は、このような蒼々たるメンバーのひとりなのです。

しかし、彼は、誰を前にしても、いつも、同じ態度です。日本の皇太子ご夫妻の前でも、オバマ大統領の前でも、ダッカの村の女性の前でも、絶えず、にこやかにしていて、態度を崩すことはありません。この21世紀を率いていくリーダーであるともいわれています。今年の三月には、世界の十二人の経営者のひとりに選ばれました。

こうしたユヌス氏の功績や考え方、ソーシャル・ビジネスを、日本へ広げていくことが、私の仕事なのです。

分野: その他 |スピーカー: 岡田昌治

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