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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 宇宙観と経営① (日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学/岩崎勇)

宇宙観と経営①

岩崎勇 日本の会計、国際会計、税務会計、監査論、コーポレート・ガバナンス、西洋・東洋思想と倫理、経営哲学

12/06/04


経営を行う上では、宇宙や大自然の法則や真理をどのように考え、理解するのかという宇宙観を正しく自覚し、確立し、それをベースにした上で、経営哲学や経営理念を決定していくことが非常に重要です。
これは、経営上の諸問題や環境問題等を解決する上で最も大切なことです。
ここで宇宙観とは、宇宙の法則や真理をどのように考え、理解し、それに順応してどのようにして人生や経営を行うのかという考え方のことを言います。

経営の神様と呼ばれる松下幸之助は、次のようなことを言っています。

「宇宙の法則が真理なんです。宗教も科学もこの宇宙法則、真理によって我々は生かされているのであるから、その生かされている法則というものを更によく知ろうじゃないか。
この法則に応じた生き方をしようじゃないかというのが、物の面ではそれが科学であり、心の面では宗教です。
宇宙の法則、宇宙の働く法則、動く法則に科学的に応じていくものが自然科学であり、精神的に応じていくものが精神科学である。」(川上恒雄「松下幸之助と稲盛和夫」『論叢 松下幸之助』第14号2010年4月)と言っております。

このように、彼は、一つしかない宇宙法則に、科学の面と心の面のどちらも支配されていると考えているのです。
西洋的には分けて別々に考えられる科学も心(精神)も、同じ一つのものとして一元的に捉えています。
この点、非常に東洋的な考え方であるとも言えるでしょう。

また、彼は別の機会に、経営の極意とは何かと聞かれた際に、次の二つのことであると答えております。
一つは、顧客を大事にし、顧客から気に入ってもらうこと。
もう一つは、宇宙の法則や真理に従って経営を行うことであるといっております。

宇宙観を確立する上で一般に認められていると考えられる代表的な宇宙の法則(真理)には、例えば、次のようなものがあります。
第1は、自然の法則です。例えば、地球が太陽の周りを周っていること、四季があること等です。
自然法則を重視するのは、インド哲学や仏教哲学では、最も重視される内容の一つです。
これは、環境問題等を考える上では、基本的な方向性を示してくれます。
第2は、ダーウィンの進化論です。
我々の生命は、生命の誕生から今まで、36億年間一度も絶滅することなく、進化を続けながら生きて、生きて、行き続けてきております。単細胞から多細胞へ、そして魚類、両生類、哺乳類などを経て、現在の人間に進化してきたのです。
第3は、適者生存の法則です。
これはいうまでもなく、自然環境に適応できたもののみが生き残ってきたわけで、適応できなかった生物は絶滅してしまいました。
第4は、因果律(因縁果の法則)です。過去の原因と縁が結びあって現在の結果が生じ、現在の因と縁が結びあって将来の結果が生じるという法則です。
因果律を重視するのは、西洋的な科学的な考え方を初めてして、インド哲学や仏教哲学では、最も重視される内容の一つです。
また、この因果律は、人生を支配する最も重要な法則です。
ただし、このことを(誰でも知ってはいますが)正しく自覚し、信念化している人は非常に少ないのが、現実の姿ではないでしょうか?

ここで示した宇宙観を確立する上で参考となる宇宙の法則(真理)というものは、誰でも納得できることであると考えられます。こうした宇宙の法則(真理)を正しく自覚して、どのように正しく経営に活かしていくか問題なのです。

今日のキーワードは、宇宙観を導くための自然法則、進化論、適者生存の法則と因果律(因縁果の法則)の四つです。

分野: 会計 |スピーカー: 岩崎勇

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