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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > なぜ今マーケティングなのか (マーケティング/高橋 幸夫)

なぜ今マーケティングなのか

高橋 幸夫 マーケティング

12/05/08

前回は「マーケティングとは何か」ということで、売るための一連の流れを整える事、仕組みを作ることだという話をしました。
今回は何故マーケティングが必要なのかをお話します。

■今、なぜマーケティングなのか
マーケティングという言葉が誕生して100年以上経つと言われています。どの時代においてもマーケティングの重要性は変わらないと思いますが、特に昨今のグローバル・コンペティション(世界競争)の時代、ビジネスの環境ではマーケティングはある種、キーワードになっていると言われています。

現代は経済のグローバル化が進み、人、物、金が自由に移動することが可能な時代になりました。このため、製品は低コストな地域で効率的に生産され、その後、価格の高い市場に流入していきます。そして生産拠点が移っていくとそこには人の流れが起きて、技術移転も進んで、利幅の大きな産業・市場には至るところでグローバル企業参入が起きます。

その結果、国内だけ市場として活動していた企業はより効率的で低コストとの企業との競争に晒されることになります。そこで多くの企業が対抗策として顧客との密着度と増そうと営業力、販売力を強化していき、過当競争が起きてしまいます。コスト低減策も多くの場合、競合企業に追随されて、マーケティングではよく同質的な競争状態と言いますが、日を追う毎に利益率はどんどん低下していくわけです。このような状況の中で継続的な売上と収益を両方同時に達成する為には、やはり付加価値というものを真剣に考えていかざるを得ないのです。
 
 
■付加価値
付加価値とは何かを考えると、それは顧客にとって製品・サービスに対して喜んで、あるいは進んで払ってもいいという金額の事を示します。
 
一方、これは顧客から見た付加価値で、企業側から見た付加価値となるとどういうものになるのでしょうか。企業側から見れば付加価値というのは製品・サービスが持つ特性のことを指し、コストに十分な利潤を乗せる事が出来きることを意味します。つまり付加価値があるという場合、企業は利潤を得てしかも顧客が満足をしているという2つの側面が成立している状況と思います。
 
 
 
■マーケティングというのは付加価値を高める活動のこと
グローバル時代にマーケティングがキーになると冒頭で話しましたが、それは付加価値を高める方法こそがマーケティングであるからです。これからのグローバル・コンペティションの中で成功するのは自社のマーケティング機能をいかに高めていくかということに注力する、それはマーケティング企業といってもいいと思いますが、そういった企業であると言っても間違いはないのではないでしょうか。

■技術力と付加価値の関係
付加価値を高める方法がマーケティングである。では付加価値というと日本企は高い技術力を持っていると言われています。そういった技術力というのも付加価値と言えるのか、あるいは技術力と付加価値の関係性はどうなっているのかを続けて話していきます。

ものづくりの為に技術というのはやはり非常に重要なものです。しかし、技術力と付加価値というのはまた別物だと思っています。技術を付加価値に転換していく事が出来なければ、生産者の論理を振りかざす単純な物を売るだけの企業に他なりません。やはりマーケティング機能というものはどの企業においても必要で、技術を付加価値に転換していくことが非常に重要だということです。
 
 
 
■まとめ
マーケティングとは付加価値を作り出す活動ということで私なりに規定させて頂きましたが、付加価値の創造についてもう少し言うと、付加価値というのは顧客が喜んでプラスアルファのお金を出す、そういう製品・サービスがもつ特別な価値なことだと思います。顧客はお金を払い同時に満足を買っている。マーケティングとはそれらを同時に作り出す、満足の創造とも言えるでしょう。

満足の創造と言うと商品として目に見えるものもあれば、見えないものも、色々なものがあります。例えば人は商品・サービスに対してお金を払う時に、やや大げさになるかもしれませんが、自分の人生に対してその商品がどのような価値を持つか、どのような役割を果たすか、そういった判断をしていると思います。

それでそれが高いということには、提供した企業も誇りをもっていいと思います。逆に安いから良い物だということはないでしょう。実際好感度の高い企業というのは、決して安売り企業ではなく、付加価値を創出してブランドを確立した企業です。そういった企業は消費者が潜在的に求める物に応えて、それが受け入れられていると言えるのではないでしょうか。

最後に今日の話のキーワードですが、ずばり「付加価値と顧客満足」です。

仕事をする以上は顧客を満足させることが重要で、誰かがハッピーになるような良い仕事が出来るよう頑張っていきたいものです。

分野: マーケティング |スピーカー: 高橋 幸夫

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