QT PRO モーニングビジネススクール

QT PRO
モーニングビジネススクールWeb版

FM FUKUOKAで放送中「QT PRO モーニングビジネススクール」オンエア内容をWeb版でご覧いただけます。
ポッドキャスティングやブログで毎日のオンエア内容をチェック!

PODCASTING RSSで登録 PODCASTING iTunesで登録 電子書籍で記事を読もう! EPUB

ブログ&ポッドキャスト詳細

QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > イギリスの歴史(1):全体の概略 (英文法理論、コンピュータによる英語教育/鈴木右文)

イギリスの歴史(1):全体の概略

鈴木右文 英文法理論、コンピュータによる英語教育

12/04/09

今日のテーマはイギリスの歴史です。担当は前回ビジネス英語を担当した、鈴木右文です。

今日はイギリスの歴史について学ぶということですが、ビジネススクールで何故そもそもイギリスの歴史が必要なのか不思議に思う方も多いでしょう。
私が元々英語系の教員として語学をする上で歴史が学ぶ対象となっていたという経緯がありますが、ビジネススクールでも国際ビジネスをしていく時に、当然相手国の言語なり文化なりというものをきちんと理解した上ですることが理想的です。そういった意味で今回私の専門分野であるイギリスを対象として、その歴史を少し学んでみようという時間にさせて頂ければと思っています。


つまり、英語という1つのツールだけ学ぶのではなくて、文化もあわせて捉えていこうということです。


今後色んな事項が出てきますが、まず今日はイギリスの歴史全体の見渡しをしておきます。

イギリスの歴史はあるところでスパッと分かれます。


1066年にノルマン大征服というのがあり、その後はノルマン朝という王朝が出来て、その王朝の最初の王様の血筋をその後の王様がずっと引いています。だから今のエリザベス2世に至るまでずっと続いているわけです。この時代がイギリスのいわば近代王朝と言っていいのだろう、そういう時代になります。それが始まる前と後ということで大きく2つに分けるのが普通と思います。


では、前の時代がどんな時代だったかですが、最初に誰がいたのかというのは、なかなか分からない考古学でもよく分かっていない部分です。
ただ、おおまかに言うと最初に侵略してきた人達はケルト人という人で、多分その前の人達がいてストーンヘンジなんていうものを作ったわけです。

これはもう紀元前何千年という昔の話です。

そのストーンヘンジを作った人達が原住民だとすれば(ほんとうかは分かりませんが)、その後に外からやってきて侵略した最初の人達が明らかにケルト人なのです。ケルトというとイギリスの源流の様に感じる人が多いでしょう。エンヤというミュージシャンの、ケルト系の音楽もイギリスの源流の様に聞こえますが、実は最初に侵略をしてきた人達であるということです。


その後、さきほどのノルマン大征服までの間に、ローマ人、アングロサクソン人、ヴァイキング、ノルマン人という風に次々と侵略者が押し寄せてくる時代が来ます。

まずローマの有名な、ジュリアス=シーザーらがイングランドを攻めて来たのですが、スコットランドの手前ぐらいまでで力尽きたのか、スコットランドはあまり征服されませんでした。ところがこのローマ人達はいつまでも侵略していられず、本国が危なくなってきた時代を迎えると、流石にイギリスから撤退します。その後しばらく空白の時代があり、その後やって来た侵略者がいわゆるゲルマン人という人達です。

また、その中でも有力だったのがアングル人と、サクソン人というもので、よく旧イギリス系の西欧の人達をアングロサクソン系と言いますよね。これはこの時のゲルマン人の部族がアングル族、サクソン族というのが有力だったからそう言います。アングルというのは、訛ってイングリッシュの元になっています。

この人達、実はこれに加えてジュート人というのもあり、三部族で七王国を作って最後にアルフレッド大王という人がイングランドを一旦統一するのですが、その後ヴァイキングの人達が来るわけです。この人達と色々戦うのですが、押したり引いたりの時代があって、その後最終的にノルマン王朝が出来ます。


しかし実はノルマン王朝というのはヴァイキングの一種で北欧からやって来た人たちが、一旦フランスのノルマンディー地方に居を構えてフランスの王様に仕える身の貴族になった後に、イギリスに攻め上ってきてイギリスで王朝を開いたものなのです。

非常に複雑な関係なのですけど、この人達はフランスでは王様に仕える身である一方イギリスでは王朝を開いた王様であるという二重性を持っていて、それでイギリスとフランスの仲が悪くなる元となったのですね。


その後、ノルマン朝、プランタジネット朝、ランカスター朝、ヨーク朝、テューダー朝、ステュアート朝、共和制の時代を挟んでハノーヴァー朝、サクス=コバーグ=ゴータ朝、ウィンザー朝という風に繋がっていきます。先程言ったように王様の血筋はずっと繋がっているのですが朝の名前が違います。

これは要するに血筋が絶えて別の系統図の枝の方に王様の鉢が回ってくるという形で段々動いていくのですが、この近代王朝は非常に面白いです。日本の天皇家では考えられないと思いますが、よその英語を喋れない人を王様に迎えてしまうとか女性も関係なく迎えるとか、2人いっぺんに王様させるとか、スコットランドから王様迎えるとか、

そういう訳のわからないことが行われていきます。

その訳の分からないことを今後お話していけると思います。楽しみにして頂ければと思います。

イギリスの歴史では色んな人達がたくさん侵入してきたおかげで言語も豊かになっており、色んなものが複雑に入り組んで文化を形成しています。よって今日の学びワードは、国際ビジネスには歴史を含む文化の学習も必要だ、ということです。

英語だけじゃない、言語だけじゃない、文化ですね。

分野: 異文化コミュニケーション |スピーカー: 鈴木右文

トップページに戻る

  • RADIKO.JP
  • ビビックスマホ