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QT PROモーニングビジネススクール > ブログ&ポッドキャスト一覧 > 組織の心理学 (社会心理、組織心理 /藤村まこと)

組織の心理学

藤村まこと 社会心理、組織心理

12/04/06

今回は、組織の心理学についてお話しします。

組織の心理学は、職場やそこで働く人々、組織の心理について扱う分野です。例えば社会には、役職の構成や人数、性別比が似た職場がたくさんありますが、その集団の性質は場所や時によって、大きく異なります。これはおそらく、目には見えない心理的な要因が働いた結果であると考えられます。このことについて調べていくのが、組織心理学になります。

そして、組織とは集団のひとつの類型と考えることができます。そして、人の集まりを集団とみなすためには、その場にいる二人、もしくはそれ以上の数の人々が、互いにコミュニケーションをとったり、仲間だという我々意識を持つなど、いくつかの特徴が必要です。バス停や駅のホームではたくさんの人が集まっていますが、彼らのことは集団とは別に扱います。なぜなら彼らの間には、相互作用、すなわちコミュニケーションが発生していませんし、仲間意識も存在していないからです。彼らのことは、群衆や集合と呼び、そういった人々の行動やメカニズムを調べる心理学も別に存在します。

組織は、共通の目標を有しているため、その達成に向けて、役割や地位を分担します。一緒に作業をしていく中で、ルールが作られてきます。この役割構造を見ると、縦方向と横方向の役割分担があることがわかります。職場で言えば、縦方向とは、部長、課長、係長という縦の序列のことです。横方向とは、企画、生産、営業、販売というような横の役割分担のことです。その結果、よく見られる形ですが、ピラミッド型の組織ができあがります。

同じ目標のもとに人々が集まってチームや組織が形成されるわけですが、最初は互いに知らない人同士であることが多いですね。そのため、互いに様子を見ながら、探り合いながらチームを形成していくことになります。しかしある時期をすぎると、互いのパーソナリティーがわかり、役割分担もできるようになります。この時期は、人間関係や自分たちの役割分担に注意を向ける必要もなく、目標達成に集中することができます。そのため、高いパフォーマンスを発揮することができ、チームとしての動きが良い時期にあたります。しかし、集団や組織は形成後に長い時間が経過すると、「硬直化」が生じることも知られています。症状としては、役割やコミュニケーションが固定化されたり、集団内での仲が良くなりすぎることから、外からの情報をうまく取り入れることができなくなります。
そして、いつの間にか集団、チームとしてのパフォーマンスが落ちていきます。これは、中にいる人には見え辛い現象です。組織の硬直化を防ぐ、もしくは硬直化した組織をいかに変革していくかは、リーダーにとっては重大な関心事といえますね。

分野: 心理 |スピーカー: 藤村まこと

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