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QT PROモーニングビジネススクール > 過去の記事一覧 > マーケティングとは何か(マーケティング/出頭則行)

マーケティングとは何か(マーケティング/出頭則行)

12/03/29

今日と明日は、マーケティングとは何かというテーマでお話します。

マーケティングの概念は非常に多義的です。例えばドラッカーは、企業には
イノベーションとマーケティング、2つの機能しかないと強調しています。
マーケティングは、立場や職種により色々な定義があるので、百人百様の定義
があるとすら言われていますが、はっきりしているのは売れない企業は存続
出来ないということです。そこで、私にとって最適な定義は、「売れる仕組み
を企画し、実行することがマーケティングである」ということです。売るという
行為は不可欠なものです。セールスのないマーケティングはありませんが、
ディスカウントやインセンティブがなくても、売れる仕組みを考えるのが
マーケティングでしょう。

古典的な定義の1つに、マーケティングとは4Pの企画の立案というものがあります。
現在でも有効で、マーケティングを4つのPに分解するということです。それらは、
商品、プロダクトのP、価格、プライスのP、流通、プレイスのP、販売促進、
プロモーションのPです。4つのPの企画と実行がマーケティングであるというのが、
古典的な定義です。私にとって、4つのPは等価ではなく何よりもProduct商品が
別格で、商品のないマーケティングはありえせん。価格のないマーケティング、
流通のないマーケティング、販促のないマーケティングはあり得えますが、商品の
ないマーケティングはありません。商品は四つのPのなかで別格なのです。全ての
マーケティングは、商品から始まるのです。何故なら、商品にだけは、企業は自分
達の意思を反映することが出来るからです。スティーブン・ジョブズが作った商品
には自分の意思が強烈に反映されています。ただ価格、販売促進、流通は市場の
状況に相当支配されます。買わない価格をつけられない、無い流通に乗せられない、
販売促進を好き勝手にやっても成功するわけでもなく、マーケットの状況に相当
支配されてしまうのが、価格であり販売促進であり流通ですが、商品だけは自分達
の企業の意思を反映出来ます。

自分達の意思が相当反映出来る4Pのうちの唯一がプロダクト、商品なのです。
商品戦略が、財務や企業戦略につながり、R&Dにもつながっているわけです。
ですからマーケティングという複雑系の学問の中で、4Pという概念を使うと
その中で、プロダクトがいってみれば、他の科目群との連結ピンになっています。
商品戦略があるから、成長戦略、組織戦略があるし、企業戦略も出てきます。
つまり商品が基本の「基」であり、企業はマーケットのニーズと自分達のシーズ・
テクノロジーを活かし、それを統合したユニークな商品を生み続けます。まず
商品にはマーケットニーズと自分達のテクノロジーが活かされ、そこには企業の
意思が反映出来ますが、残りの部分は相当状況支配的です。今回はユニークな良い
商品を作る事がマーケティングの基本中の基本という事をお伝えしたいと思いました。

BBIQモーニングビジネススクールという番組も1つの商品と考えられます。
大学の先生達が交代で毎日7~8分ほど話すというのは、他になかなか類があり
ません。聞いて頂いた方々、このようなユニークな番組を支えてくれた方々に
本当に感謝します。

明日は、マーケティングとはコミュニケーションであり、それは一体何かをお話して、
締めとしたいと思います。

分野: 出頭則行教授 |スピーカー:

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