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QT PROモーニングビジネススクール > 過去の記事一覧 > 北九州での鉄道展(異文化コミュニケーション/鈴木右文)

北九州での鉄道展(異文化コミュニケーション/鈴木右文)

11/11/16

今日は大好きな鉄道の話をします。
この時間にご紹介するのはちょっと気が引けますが、北九州に自然史・歴史を
テーマにした、いのちのたび博物館があります。そちらで「大連モダンの風景」
という特別展を12月11日まで開催しています。
この特別展では、旅順にある博物館から借りてきた、満州鉄道側で撮影した写
真を展示しています。それに付随して鉄道の趣味を持っている方々の様々な展
示コーナーがありまして、私が顧問をしている九州大学の鉄道研究同好会の人
たちが展示していますが、私を含む顧問教員2人も私物を展示しています。

その宣伝を少しさせてもらいたいのですが、この特別展は非常に真面目なもの
です。本邦初公開の古い写真を展示しているのですが、残念ながら昨今それだ
けだと集客力が弱いので、私ども鉄道研究同好会の方に協力の要請があり、私
が監修のひとりをやらせていただきました。

鉄道模型というと車両を思い浮かべる人もあれば、車両が走っているジオラマ
を思い出す人もいると思います。私が提供したのは、趣味で作っていたセクシ
ョンレイアウトと車両です。普通のジオラマ・レイアウトは畳一枚分くらいの
大きさがあり、その中を線路がグルっと一周しているものが多く、いつまでも
走るから確かに便利ですが、残念ながら実際にグルグル回るだけの鉄道はあり
得ません。それが気になる人がセクションレイアウトといって、普通は細長く
真っ直ぐ走っているような光景を作り、それを後からつないでどこまでも伸ば
せるというような形でいくつも積み重ねていく趣味の人がいます。

私はその趣味が高じているというほどでもないので、二十代の頃に1つだけ作
ったセクションレイアウトがあります。それにつないでいく予定だったのです
が、残念ながら仕事が忙しくなって実現しませんでした。その代わり時間をか
けてゆっくり丁寧に作りましたが、今回それを展示させていただきました。そ
の昔『鉄道模型趣味』という雑誌があり、このレイアウトはそのコンペで準佳
作になりました。大きさは180センチ×30センチくらいの小さなものですが、下
手なりに結構時間がかかった作品なので、見ていただく機会ができるのはあり
がたいと思って喜んで出品しました。

20何年前に作ったものですから、あちこちがボロボロでゴミもたまっていたの
で、それを掃除するのが結構大変でした。火の見櫓が折れていたり車が外れて
いたり色々な不具合があったので、ある程度修復して出しました。その時に面
白かったのは、博物館が出品物をどう交渉して約束を取り付け、展示の日付の
何日前に取りに来て、誰がどう梱包して持って行くのかということを初めて見
たことです。アマチュアなので、そんな経験は一生に何回もできないでしょう。

あとは車両ですが、ウェザリングといいまして、市販品を買ったままの状態で
はなく、わざと使い古された感じにするため汚し塗装を施します。台車の外や
屋根の上のクーラーの煤などを表現した上で、付属物を付けることもあります。
例えば首都圏に行くと、ドアの窓の内側に広告のシールを貼ってあったりして、
外から見ると緑色の正方形に見えますが、そういう細かいものを表現したもの
もあります。Nゲージで中は椅子を表現してはありますが色などは一切塗って
ありません。けれども私のものは1つ1つ丹念に分解して座席の色を塗ってあ
ります。そういう趣味の人は、こういう手の入れ方をして楽しむのだなという
ことを一般の方に見ていただく機会になると思います。

私以外にも鉄道研究同好会の人たちが持っている車両を総動員し、同好会で持
っているレールをたくさん敷き詰めて運転が出来るような大きなレイアウトを
作り、日曜日に11時からの1時間、14時からの1時間、来場したお子さんたち
にも楽しんでいただけるようになっています。

九州鉄道記念館も今回の展覧会には協賛しています。ポイントの切り換えや新
幹線の座席などの展示もありますので、お子さんと気軽にお出掛けになるには
非常によいでしょう。北九州市立自然史歴史博物館、いのちのたび博物館で12月
11日まで開催されています。

分野: 鈴木右文准教授 |スピーカー:

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