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QT PROモーニングビジネススクール > 過去の記事一覧 > 人生助ける基本観(3)(財務会計/岩崎勇)

人生助ける基本観(3)(財務会計/岩崎勇)

11/06/29

昨日は、自燈(じとう)と積極性についてお話しました。
今日はまず因縁果についてですが、これも仏教用語です。
因縁を付けるとか因果関係など、日常使っているものと
全く同じですが、要するに自分の現在の境遇は、過去自分が
蒔いた種とそれを取り巻く環境の結果として今の花や実が
なっているという意味です。簡単にいうと、きゅうりの種を
蒔けばきゅうりができ、スイカを蒔けばスイカができると
いうことです。自分がやっていないものは出てこないので、
自分の行いに責任を持つということになっていきます。
ただし因果関係というだけでなく、因縁果の縁も大切です。
例えば、親子の縁、夫婦の縁、職場の上司と部下の縁、
あるいは師弟の縁などの縁を与えられたもの、良いものだと
考えて、その縁を大切にし、それを生かしながら積極的に
行動するということが非常に重要になります。

次に、「人生助ける基本観」の「た」楽しくですが、人生は
幸福のためですから、できるだけ楽しく生きていくということで、
特に説明はいらないでしょう。ただ、人の喜びを自己の楽しみ
とする位の高級な楽しみを持つことや、楽しみに執着しない
ことも大切です。

「素直」に関しては、何をするにも素直が1番ということです。
仕事を覚える、勉強をする、悟りを開くなど、何でも素直が
1番だと思います。

「健康」に関しては、2つの側面があります。普通健康というと
体の側面を考えがちですが、心の側面がより重要です。現代は
特に心の悩みが体に出てくることが非常に多いのです。つまり
心の方が川上で、体の方は川下なので、川上の心の掃除をせずに、
川下の体の掃除ばかりしていても、川は綺麗になりません。
心の健康を保つことが体の健康を保つ上で非常に重要だといえるでしょう。

次に「ルール」ですが、一般的には「社会的なルール」を守る
ことです。例えば、法律、会社の規則あるいは社会慣習などが
あります。ここでは、それだけではなく「自然のルール」を
守ることが非常に重要です。自然のルールを守ることが何故
重要かというと、自己の存在を確保するためだからです。
人間も自然物の一つですから、自然の法則に反すると病気に
なったり死んだりするので、そこをしっかり考えた方が
いいと思います。

「希望」は人生楽しく幸福にということなので、絶望しては
いけない、どんな時でも希望を持って生き抜いていくことが
重要です。東日本大震災の例を挙げるまでもなく、人生では
希望が生きることの原点です。

「褒める」は、人間1人では生きていけないので、人間関係を
うまく保つため、あるいは相手の能力を引き出すためには、
相手の長所を見つけ出し、それを褒めるのが1番ということです。
できるだけ相手の欠点ではなく、長所の側面に注目することが大切です。

最後に「感謝」。この感謝の習慣を身に付けるとお金も手間も
何にもいらないで極楽にいけます。感謝が足りない人はいつも
不平不満で不幸な生活を送ることになります。反対に、感謝から
出発すると生活が平安に、楽になります。常に自分が置かれている
状況か良いことだと思って感謝し、たとえ逆境に置かれていても、
陽転の思考により、絶対的積極性を持って生きることが、人生を
楽しく送る基本です。なお、ここでの感謝は、一般の他の人から
何かをしてくれたことへの感謝というような「相対的な感謝」ではなく、
人間として生まれてきたことへの感謝、現在生きていることへの感謝、
日本人として生まれてきたことへの感謝、現代に生まれてきたこと
への感謝などの「絶対的な感謝」のことです。この絶対的感謝
(感謝先行の考え)から出発すると本当に日常の生活が穏やかに、
平安に送ることができます。

このように、自分で考え(自燈)、積極的に、因縁果の法則を理解して、
楽しく、素直に、健康で、ルールを守りながら、希望を持って、
褒めあい、かつ感謝しながら生きていこうというのが「人生助ける基本観」
(ジンセイタスケルキホンカン)です。

この「人生を助ける基本観」を会社の経営ではガバナンスなどに
活かしていきます。要するに、会社の経営の前に人間を作るという
基礎部分が重要です。この点からすると、私利私欲ではなく、
利他に根差して行動・活動するということが重要です。それには
経営者の人生観が重要で、常に従業員を適切な方向へ教育して
いくことも必要でしょう。会社は社会的存在なので、社会に貢献する
ことが第一で、その結果として利益を得る(先義後利栄:センギゴリエイ)
というスタンスでないと、短期的には成功しても長期的な存続と
成功はあり得ないと考えます。

なお、参考までに、京セラの稲盛さんの「成功の方程式」では、
成功を考え方と情熱と知識という順番の掛け算で示しています。
1番重要なのは考え方で、積極的にプラスの方向で考えることが
非常に重要で、次に情熱を持つこと、知識は最後ということです。
この成功の方程式にのっとっていくと、事業等で成功し、
人生が幸福になると考えています。

分野: 岩崎勇教授 |スピーカー:

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