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QT PROモーニングビジネススクール > 過去の記事一覧 > 今年も行ってきましたイギリス(異文化コミュニケーション/鈴木 右文)

今年も行ってきましたイギリス(異文化コミュニケーション/鈴木 右文)

10/11/03

毎年夏に、九州大学の学部の学生を連れて、イギリスに研修に行っています。
今年おこった変化を、ビジネス的な感覚に絡めて紹介したいと思っています。


■滞在した寮について

1つ目の変化は、細かいことかもしれませんが、滞在する寮が変わりました。
今まで、キャンパスの中に建っている学生寮の中に
滞在していましたが、今年からは、歩いて15分かかる
外にある寮に滞在するようになりました。
向こうのペンブローク・カレッジの部局が言うには、
九大以外の参加大学は、毎年人数がほとんど固定しているが、
九大の場合は、個人(私)が企画しているので、参加人数の
上下動が結構激しくて、なかなか扱いに困っているとのことでした。
一等地であるキャンパスの中の寮を九大のために確保しておいたのに、
実際は空室になってしまうのは、商売上非常にもったいないということで、
外部の宿舎に移ってくれないかという話が、向こうの方からありました。
外部の宿舎は、比較的料金も安く、空室ができても、
もったいない度合いが少なくて済むということが、理由の1つにあります。

2つ目の理由は、外部の方は少し部屋が広めなことです。
普段は、個人主義の国ですので、向こうの学生は、
必ず1人で1部屋に住むことになっています。
日本人の場合は違って、相部屋というのが日本の文化の中にはあって、
日本人の学生であれば、広めの部屋の中にベッドを
2つ入れて対にして住まわせることができます。
そうすると、部屋の数は限られていても、人数の上下動があった時に
対応しやすいですし、2人部屋になるとその分だけ料金も安くできるから、
九大にとっても非常に受け入れやすいので、寮の変更の話はまとまりました。
向こうの大学の商売に乗っかってしまった形にはなりましたが、
こちらとしてもいい点もいくつかありました。


■寮が変わったことによる学生側のメリット

女子学生の中には、ホームシックにかかってしまいかける人もいるので、
そういう人からの感想としては、「2人部屋で良かった。夜1人だったら
私どうなったか分かりません。」という言葉もありました。
ちょっとたくましくないのでけしからんという思いもありますが、
そういう人も現実的にいるので、自覚している学生は
2人部屋を希望するということにして、うまくいったところがありますし、
それから、この値段では行けないと言っていた学生さんも、
円高の手伝いと2人部屋で安くなることで、これならば行けるかな
という学生さんが出てきたという面もありました。

このように、今年、遠い外部の寮にしたことは、
大学側にも学生側にも、お互いメリットはあったと思います。
外部の宿舎は、九大の学生だけで住むことができたので、
建物全体を自分たちで有効に使え、
1つのユニティができたのも良かったなと思っています。
大学まで15分歩くのは大変かなと思っていましたが、
気候も非常に穏やかで、途中の道も非常にきれいなので、
かえっていい経験ができたのではないかなと思います。
九大に歩いて15分通っても、素晴らしい道とは限りませんし、
朝皆さん歩くので、健康的で良かったのではないか
という感想を言っている学生が結構いました。

■食事

食事は、大昔からイギリスはあまり美味しくない
という下馬評があるわけですが、シェフの人が変わって
よくなった時期がありましたが、今年はいい時と
悪い時の差が結構あったなという感じがしています。
同じ方が作っていると思いますが、多分コストを考えて色々と、
いい時と悪い時とがあったのだろうなという気がします。
イギリスは、スーパーマーケットの食材を見ていても、
そこまで高くは感じないのですが、そのアウトプットとして
出てきたもの、外食産業は結構高いのです。
学食も非常に苦労していると思います。
その中で、ここまではしょうがないかというギリギリの線を
たどっていったら、こういうことになったという事だろうと思います。
大体1食当たり、学食でも6ポンド~7ポンドかかりまして、
今のレートでも800円という値段になるので、昔のレートであれば、
1,700、1,800円であり、学生の1食分にしては高いです。
本当に、毎食素晴らしいクオリティにしたら、もっと高くなることを考えれば、
いたしかたない面があるのだろうと思いました。


■昔風の喫茶店

研修以外での行動で、いつも通り、私もあちこち回って来ましたが、
今回はスコットランドのグラスゴー、スターリング、
イングランドのピーターバラとイーリーに行ってきました。
グラスゴーは、英国で第3の都市でして、
スコットランドでは第1番目の人口を誇っています。
首都のエディンバラより、人口が多く、非常に面白い街でした。
それから、スターリングは、昔首都だったところなのですが、
ここは古都の味わいを感じることができました。
イーリーは、鰻の語源になったところで有名な町で、とても面白いところでした。
ピーターバラは大聖堂が有名で、メイドさんが出て来て、
「いらっしゃいませ」という挨拶から始まる昔風の喫茶店がありました。

今はスターバックスや色々なチェーン店が席巻してきていて、
昔風の喫茶店が非常に少なくなっています。
ケンブリッジでもその傾向にあるので、
昔風の喫茶店に行ったのは、非常に貴重な体験でした。
昔の喫茶店では、クリームティーというクロテッドクリームを
生で出して、ジャムがあって、スコーンは自家製のものが出て、
お茶は葉っぱで入れるという正式なものです。
このようなメイドさんが迎えてくれるというようなトラディショナルな
ティールームは、非常に少なくなってきています。

分野: 鈴木右文准教授 |スピーカー:

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