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QT PROモーニングビジネススクール > 過去の記事一覧 > 英国のスーパーマーケット(異文化コミュニケーション/鈴木右文)

英国のスーパーマーケット(異文化コミュニケーション/鈴木右文)

09/11/03

■スーパーマーケットの種類

イギリスのスーパーマーケットについてお話したいと思います。
私は、スーパーマーケットの専門家ではありませんが、
利用者の観点から、日英で違っている点を指摘しつつ、
楽しいお話をしようかと思います。

西欧では、アメリカと同じような郊外型の大きなハイパーマーケットと、
市内型の少し小型の日本でいうと、サニーやグルメシティなどに
相当するような店舗の両方があります。
有名なものの名前を出すと、郊外型の方は、
モリソンズ(MORRISONS)、テスコ(TESCO)があります。
市内型の方はセインズベリ(Sainsbury's)、
マークス&スペンサー(Marks&Spencer)の2つが有名です。
今日は、後者の市内型のスーパーマーケットの話を
させていただこうと思っています。


■スーパーマーケットの営業時間

開店時間は、日本では、9時からが開くところが多く、
最近24時間も多いですが、イギリスも実は、
最近、営業時間が伸びてきています。
昔、非常に短かった頃は、10時から18時までというようなところが多く、
日曜などは12時に開いて15時か16時には
終わってしまうところが多かったです。
昔といっても、10年位前までですが、人口10万人位のちょっとした町でも、
18時過ぎて、何かものを買うのを忘れていると、
もうどこにも買いに行くところがないというような状態でした。
水1つすら、自動販売機等もない国なので、
しかもコンビニエンスストアも当時はなくて、非常に大変でした。
最近は、20時くらいまで開いているところもあり、
日曜日も17時、18時まで開いている店もあります。
ごく小さなコンビニみたいな店では、
22時まで開いているところも現れてきています。
日本のように、チェーンのコンビニエンスストアが24時間、
そこら中にあるという状況とは、全然違います。
いわゆるセブンイレブンの類のようなチェーン店は見かけません。


■買い物の仕方

買い物の仕方は日本とほぼ一緒ですが、
これはお店によって方法が違うところもありますが、
いくつか日本と違うなと思ったところを紹介したいと思います。
私も日本のお店を何もかも知っているわけではないですが、
買い物かごを見ていて、ある店で、
これは使えるなと思ったものがありました。
普通、買い物かごは提げるか、カートを使いますが、
他にいわゆるスチュワーデスの方が引っ張るバッグのような、
普通の提げるタイプの買い物かごに小さな車輪が付いて
転がせるというものがあります。
あれはスペースもとらなくて邪魔にならないし、
疲れないで済むので、いいアイデアだなと思いました。


■レジについて

レジのやり方も、別にスーパーに限らないのですが、
店員さんはおしなべて愛想は良くありません。
レジの係りの人が座っているところもあります。
僕は、日本でも座っていてもいいのではないかなという気はしています。
場所によって違いますが、一列待ちをしているレジもありました。
一列待ちとは、よくトイレの個室の入る時に、
それぞれの個室に並ぶのではなくて、一列で待っていて
空いたところから入るというやり方のことで、
一列待ちの方法をとっているレジもあります。
それから、最近は、セルフ式のレジになってきています。
日本でも入りかかっていますが、セルフ式のレジを
多く用意している店が、最近出始めてきているようです。

一列待ちでもいいのですが、向こうは非常にゆったりしているので、
レジでどんなにお客さんがもたもたしても、誰も文句を言いません。
日本と違う文化だなと思います。
日本では、「何やってるんだ、お前たち」というような話になります。
ところが向こうでは、お客さんがどんなにもたもたしても、
店員も黙って待つし、後ろの人も一切文句言わないところがあります。
どうもこれは面白い差だなと思います。
レジに限らず、並んでいて前の人がもたもたしていて、
誰かが怒り出すということは、向こうではまずありません。
不思議です。その辺の文化論をすると面白いかもしれません。


■割引の仕方

割引の仕方なども、向こうでは非常に荒っぽいです。
日本では、1割引や15%引きなど、色々なやり方の割引があるのですが、
向こうは、2つ持っていけば1つ分の値段でいいということがよくあります。
例えば、値段を表示するところに、「2for1」と書いてあります。
「2for1」というのは、1つ分の値段で2つ持っていけ、という意味です。
僕らは旅行中ですので、1つしかいらないことも多く、
1つだけ持っていくと、レジの方が、「あれ?これ2つで1つの値段でしょう。
1つでいいの?本当にいいの?」と盛んに確認してきます。


■英国のスーパーマーケットの品揃え

向こうは、大量に一度にものを買うことが多く、
普通のスーパーでも肉のパックは非常に大きいし、
パンなども我々だと一週間はもつだろうと思うような単位で
売っていることが多いです。
日本では、肉などはすぐに焼けばそのまま食べられるように
スライスしてありますが、ああいうサービスもしていないのが、向こうでは普通です。
最初の内は物珍しいのですが、だんだん面倒くさくなってきます。
その他に、さすがだなと思うのは、チーズのコーナーです。
どこの大きなスーパーマーケットに行っても、
大抵独立したチーズのコーナーがあり、係りの人がいます。
さすが、乳製品の国だと思います。
こちらでいうと、デパートでよくそういうコーナーがあると思いますが、
それが各スーパーにあるようなイメージです。

イギリスは、チーズの種類が多く、美味しいですよ。
美味しいですね。ヨーロッパ内の色々なところから取り寄せていますし。
私は、チーズはそんなに好きな方ではありませんが、
向こうでは好んで食べます。

また、向こうに行ったら、レストランばかり入らずに、
魚のコーナーで、鯖の燻製を買ってみて欲しいです。
鯖の燻製は、キッパーといいます。
これは、ほっぺたが落ちてしまって、
ほっぺたが33個位必要になるほど美味しいです。
パンは、小麦粉の品質が非常に良くて、とても美味しいです。
しかも安いです。基本的な食品で、お金がない時は
パンを食べて飢えをしのぐというパターンです。
スーパーの、その辺に売っているパンでも、とても美味しいです。

分野: 鈴木右文准教授 |スピーカー:

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