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QT PROモーニングビジネススクール > 過去の記事一覧 > 英国の食物(異文化コミュニケーション/鈴木 右文)

英国の食物(異文化コミュニケーション/鈴木 右文)

09/03/23

■フィッシュアンドチップス
今回はイギリスの食べ物のお話です。
イギリスというと、旅行に行った人たちは皆、
「あまり食べ物はおいしいものなかったかな」
という印象を持つ人が多いんですが、実際にはそんなことはなく、
それは食べようが悪かった、探しようが悪かった等の
様々な原因があるように思われます。
もちろん、フランスのような大陸の食文化を謳歌している国々と
比較すると少し違った文化を持ってますので、
フランスなどのようなイメージで、
おいしいものがたくさんあってと考えると、
少し内容は違うかなというのは確かです。
まず皆さんが最初に頭に思い浮かぶのは、
フィッシュアンドチップスだと思います。
行って食べたことがないと、どの位のボリュームで、
どういう味のものが出るかというのは、
何となくはわかっても、正確なところは分からないと思われます。
魚は、もちろん、国が違いますから、
完全に同じものが日本で食べられるわけではありませんが、
基本的にはタラ、コッド(cod)です。
あるいは、イギリスではハドックやヒラメのようなものも使っています。
値段は、それぞれグレードがありますが、
日本の料理と比較すると、とんかつよりも
もっと大きな位のサイズで出てくると思えばいいように思われます。
チップスというのは、日本でいうポテトチップスではなく、
フレンチフライの大きくなったようなものです。
これが下手をすると、30本、40本付いてくるようなことがありますので、
向こうの人が満腹感を味わうために
食べているというところがあります。
味は決して大味ではなく、魚も非常に島国でおいしいし、
チップスの方も、主食といわれるだけあって非常においしいです。
これもツアー等で行って、安いところに行ったり、
あるいは使用している油が悪いところに行くと、
悪い印象を持って帰られる方も多いようです。
私は衣が固い方、やわらかい方の両方とも好きですし、
特に固い方も食べごたえがあり好きです。
ポテトの形も店によって様々な切り方があったり、
長さも違うし、その辺は適当というところが多いです。
あと、付けるものというのは、塩をふるのは普通ですが、
それに酢をかけますね。酢といっても、
日本でいう酢とは少し違いまして、ビネガー、
正確にはモルトビネガーというもので、
日本ではなかなか手に入りにくいものですが、
これが非常によく合います。

■イングリッシュブレックファスト
次に代表的なものには、これは現代ではあまり家庭では行われていませんが、
伝統的なイギリスの朝食、
イングリッシュブレックファストと呼ばれているものがあります。
これは、大皿の中に目玉焼きが2つ、
それから、ソーセージを焼いたもの、トマトのスライス、ベイクドビーンズ、
ハムステーキのようなベーコンが入っています。
場所によっては、グリーンピースが入ったり、
きのこの焼いたのが入ったりとかいうようなバージョンはありますが、
先ほどから申し上げたようなのものは
大抵必須のようです。何で目玉焼きは2個なのかと思いますが、
2つあるから目玉焼きというのかもしれません。
最近では朝からたくさんのものを食べるというのは、
あまり行われていないようで、
軽くシリアルで済ませるということも多いようです。
ただ、いわゆるB&Bといわれる民宿、
あるいは、ホテルなどで朝食に出すときには、
コンチネンタルとブリティッシュとを選んで、
イングリッシュブレックファストを召し上がる方も多いようです。
また、ローストビーフは世界どこにでもあるというふうに思われがちですが、
特にイギリスはローストビーフで有名だと
思っていいように思われます。
それにかかっているグレイビーソースがまた、
イギリスの代表的な味覚でとてもおいしいものです。

日本でいう、スイーツみたいなものというのは数限りなくあり、
これという代表格があるほどでもないんですが、
全体的にとにかく甘くて、
私には目から火花が出るような甘さのように感じます。
例えば、お店で出すようなものではありませんが、
スーパーマーケットに行って、例えば、ヨーグルト1カップ、
1人分の表示には砂糖が70g入っているように記載されています。
これを食べながら、「僕は何でやせないんだろう」
と彼らが言うもんですから、たくさん召し上がるというか、
健康に気を使っていないというか、
その辺りが日本と違う欧米の食だな、という感じがします。
しかし最近ではこの辺は随分変わってきているようです。

■アフタヌーンティー
それから、イギリスというと、アフタヌーンティーです。
貴族の方々の午後の楽しみとして、優雅な時間を過ごすための、
いわゆるお茶についてくるスコーンだとか、
ケーキだとか、その他、甘い菓子パンの類ですね、
そういったものを社交のグループの中で
食べるという習慣からきているようです。
私たち観光客は、どうしてもこれをやってみたいと思います。
ところが、フルコースでやると、日本円にして、
今、レートは下がってますが、私が行ったころでは3千とか、
4千とか出すようなところもあり、
しかもこれを食べると夕食が入りませんので、
あんまりきちんとやろうという気は起きないのですが、
一生に一度位はいいかなという気はいたします。
日本でも、アフタヌーンティーができる
英国風のスタイルで食べられるというところはありますし、
福岡にもあります。
昔の貴族の時代だったら、多分延々と時間をかけて食べると思われますが、
当時のお茶の時間というのは、食事の時のお茶も入れれば、
7回、8回するというような生活が貴族の間で蔓延していたので、
どこから始まってどこで終わったか分からないというもので、
少なくとも1時間、2時間かけていたのではないかと思われます。
その他、何か特徴的なものとしては、
パンが日本に比べて非常にシンプルですが、
ものすごくおいしく、しかも安いです。
よく昔の映画でパンをかじって飢えをしのぐ
みたいな場面が出てきますが、本当に安いですし、
日持ちもします。
それから、スコーンの大きさがジャンボサイズでものすごいので、
最初は皆さんびっくりするようです。

分野: 鈴木右文准教授 |スピーカー:

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