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QT PROモーニングビジネススクール > 過去の記事一覧 > 国連①(国際企業法務/岡田昌治)

国連①(国際企業法務/岡田昌治)

08/08/18

■高校時代から海外志向

先生は、NTT時代にニューヨークで企業の企業法務を
担当されまして、長くアメリカに住んでいらっしゃいましたが、
学生時代から、海外への指向があったのですか?

高校時代から、いつも玄界灘の水平線を見ながら、
海の向こうに行ってみたいと思っていました。
その時は、国際連合や国際機関で働きたいなと
常々思っていました。NTTに入った理由も1つだけで、
留学に行くチャンスがあると聞いたからです。
うちに来たら留学行けるからという採用面接の人の言葉に、
コロッと参ってしまい、行きますと言い会社に入りました。
その後、以前お話ししましたが、
シアトルのワシントン大学のビジネススクールに留学しました。
しかし、国連への興味はまだ消えませんでした。

アメリカ自体が巨大な国で、ある意味で、
国際のパワー・オブ・バランスの調整役を果たしています。
しかし、アメリカの中にいると、
アメリカと国連は非常に仲が悪い、
IMFの方が、実はアメリカがサポートしている、
ワールドバンクの方がアメリカがバックにいるなど、
国際機関の中でも色々な違いがあるというのはよく分かりました。
そのように、身近に国連を感じられましたが、
国連内部への興味は消えませんでした。


■国連への応募

留学から戻り、日本で、逆カルチャーショックを受けながら、
ポケーっとある時新聞を読んでいましたら、その新聞に、
国連の競争試験の募集が載っていました。
今なら、まだ英語を忘れていないし、受けてみようかと思い、
外務省に行って受けたら、トントントンと通ってしまいました。
もちろん、会社に黙って受けました。

国連や国際機関の採用試験は、
大体、各ポジションごとに試験を行います。
私の場合は、国連のニューヨーク本部の事務局の
アドミニストレイティブオフィサー(administrative officer)という、
事務官のような、マネジメント職を受けて、通ってしまいました。
しかし、行かなかったから、今ここにいるのですが・・・・。

受かった後、どうしようかと非常に悩み、
会社に対して休職願いを出しました。
しかし、NTTには休職の制度はないと言われました。
当時(1987年)は、産休制度はありましたが、
休職制度がまだありませんでした。
どうしようかと考え、辞めることにして、
退職願いを会社に出しました。
すると、今度は会社の方から、ニューヨークの弁護士事務所で、
1年間研修に出してやるから、国連のことは忘れろと言われました。


■ニューヨークでの仕事の合間の国連視察

国連は、実は、1年間、
競争試験合格の権利を保留できましたので、
ニューヨークの弁護士事務所行きを喜んで受けて、
1988年にニューヨークに飛んで行きました。
1年間、ニューヨークの弁護士事務所で仕事をしながら、
当時の国際連合で働いている日本人職員の方々にお会いし、
さまざまなお話を聞くことができました。
その時に、国連の実態が分かれば、
そこでもう1回国連で働くことを考えてもいいなというつもりで。
その頃は、明石康さん(元国連事務次長)がいまして、
当時の人事部の課長さんも日本人の女性でした。
仕事の合間を見つけては、
弁護士事務所と国連本部が近かったこともあり、
昼休み昼飯を食べに行き、夜は飲みながら、
色々な日本人職員にお会いしました。
刺激がありましたし、写真でしか見たことない、
自分の憧れ、高校時代からの憧れでしたので、
ここまで来たかという思いにはなりました。
働けないけれども、国連のことをじっくり調べる良い機会だという気持ちでした。

分野: 岡田昌治准教授 |スピーカー:

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