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QT PROモーニングビジネススクール > 過去の記事一覧 > 放送大学の英語面接授業 (異文化コミュニケーション/鈴木右文)

放送大学の英語面接授業 (異文化コミュニケーション/鈴木右文)

08/07/01

■放送大学とは?
今回は放送大学の英語面接授業についてお話します。


まず、放送大学の概要についてお話します。
私は現在、放送大学で客員教員をしております。
放送大学のシステムは簡単に申し上げると、
放送で授業を受け、対面授業をしなくても単位を取得し、
卒業できるというものです。
学生は社会人の方が多く、高校を卒業した方などもいますが、
比較的高い年齢層となっています。
どちらかというと、「純粋に学問をもう一度やり直してみたい」、
あるいは「昔行けなかった大学に行ってみたい」
という方々が集まってくる場所で、
入学試験もなく、希望者は誰でも入学できます。


ただし、卒業できる人は、ほんの数パーセントで、
いわゆる「入学し易く卒業しにくい大学」になっています。
卒業する人が少ないのは、仕事などの関係で、
単位取得が難しいということが関係していると思います。


放送で授業を受けるということですから、
全国の様々な場所から、授業を受講できます。
そのようにして、全国から様々な学生さんが授業を受けている訳ですが、
その他に、面接で授業を受ける枠があり、
そこで何単位か取得しないと卒業できない仕組みになっています。
具体的には、各都道府県に1つずつ学習センターというものがあり、
その学習センターに通って、授業を受講します。
ただし、授業といっても、
毎週決まった曜日に開講することが出来ませんので、
大体は2日間連続だけの講義になっています。


■面接授業について
私が担当している外国語科目での面接授業は、
1対1ではなく、福岡市の学習センターの場合だと、
30~40人位、北九州サテライトの場合は、
20人前後の規模で開講しています。
土日の授業が多いですが、それ以外の場合もあります。
私などは、平日の2日連続の授業は中々難しいので、
主に土日に開講しています。


英語の授業の受講生は、18歳から時には70歳近くまでと
幅広い年齢の方がいらっしゃいますが、
平均すると40代前半から半ばの方が中心です。
また、他の授業の担当の先生から伺うと、
80代の方もいらっしゃるようで、
その年になっても学習意欲が湧くということは、
素晴らしいことです。


福岡学習センターでは、卒業を目指さなくとも、
この授業だけの受講も出来るようになっています。
ですから、他の学校の授業ではなかなか通いきれない人でも、
勉強したいという気持ちで通われて、
中には目を輝かせている方もいらっしゃるということです。


■受講者の英語力
授業を受講されている皆さんの英語力は、千差万別です。
何故かといえば、英語が出来なければ入学できない、
というものではないからです。
実用英語をお話になることができる
ようなレベルの方がいらっしゃる一方で、
中学時代に英語をやって以来数十年、
全く何もしていないという方もいらっしゃいます。
そういう方々が一緒に授業に参加するので、授業の中身は、
例えば、非常に難しい文章を読ませるような、
締め上げるものではありません。
「聞いてためになった」「英語の知識が増えた」
「英語に対する理解が深まった」というような
満足感を覚えて頂ける教養的な授業を行っています。


この授業をきっかけに、「今まで外に出られなかったけれども、
海外にちょっと行ってみたいなと思うようになった」ですとか、
皆さんの人生を1つワンプッシュできたなという部分が、
受講生の皆さんの感想を読んでいるとありますので、
嬉しいと感じています。


約1年単位で授業の中身を変えています。
今は、九州大学の授業で使用した教科書を用いた、
教養的な英語の基礎を学習する授業を行っています。
また、映画を取り上げ、DVDを見ながらの授業、
イギリスの入門も兼ねた授業などをやってきています。


純粋に「この授業を受けたい」と思った方がいらっしゃるので、
英語ができる方もできない方も、
混ぜこぜですが、とてもやりやすい、楽しい授業です。
受講している方の職種に目を向けますと、
理由は分かりませんが、
意外に看護師さんが多いということを聞いています。
その他には、会社員の方や自営業の方など、
比較的時間の融通が利く方であるとか、
現職の教員の方が、
土日授業に参加していることが多いように感じます。

分野: 鈴木右文准教授 |スピーカー:

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