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QT PROモーニングビジネススクール > 過去の記事一覧 > 鉄道事業の概要(異文化コミュニケーション/鈴木)

鉄道事業の概要(異文化コミュニケーション/鈴木)

07/09/03

■日本における鉄道趣味と鈴木右文の鉄道趣味
今日は、鉄道の話をしようと思います。
私は鉄道が好きで、
学生時代はかなり詳しかったのですが、
最近いろんな事が忙しくて、
知識の方はちょっとしぼんできていますが、
好きなことには変わりありませんし、
九大の鉄研の顧問もしています。


5歳か6歳くらいの時に
時刻表を無我夢中に読み出したというところが、
鉄道好きのきっかけの1つになっています。


時刻表というのは、
実は日本では非常に特殊な地位を占めていまして、
ヨーロッパその他の国に行くと、
どこの家に行っても
全国版の時刻表がおいてある
ところなんてありません。
イギリスへ行きますと、
時刻表を売ってくれといいますと、
そんなものは売っていないと
断られるくらいですので、
日本は非常に特殊なところです。
小さい頃からある程度、
みなさんまんべんなく
鉄道に関する知識を持っているという、
非常に特殊な文化圏だと思います。


先程、日本は誰もが
時刻表を見ているというふうに
申し上げましたが、そのわりに、
じゃあ鉄道が好きだということになると、
世の中のメジャーな存在ではないなという
目で見られるという所があります。
しかし、鉄道の発祥地である
イギリスでは、そうではありません。
鉄道の趣味を持っているということは、
とてもステイタスが高い事で、
鉄道を趣味にする人口が
日本より少ないのに
鉄道関係の趣味の雑誌は
日本よりも遙かに多いですね。
でも、最近の日本は鉄子ブームです。


私が今、どんなふうに鉄道と接しているのかというと、
実は今はあまり活動というのはしていないのですが、
鉄道模型の収拾などは、細々とやっています。
大昔、10何年か前、日本の鉄道の
全線完全乗覇を果たしたということがありました。
ただ、その後新規でできた路線があり、 
それがまだ終わっていないので、タイトルは返上中です。


■鉄道の種類
鉄道には、様々な事業形態があります。
鉄道、路面電車、地下鉄、ケーブルカー、
モノレール、新交通システム、 
トロリーバス、ロープウェイ、リフトなどです。


また、鉄道というのは、
色々な経営形態があります。
株式会社だったり公営企業だったり
特殊法人だったり、いろんな物があります。
JRも6社ありますが、6社のうち今、 
3つが完全な株式会社で、
残る3つがまだ政府の影響が残っている会社です。
それから、公営企業があります。
これは福岡市の交通局みたいなものです。
さらに、特殊法人です。
これは、今はなくなりましたけれど、
昔の東京の営団地下鉄のようなものです。
それから財団法人が、
時々万博の後で臨時に運転する、
新しい技術を入れた鉄道の見本など
というのがありますが、
ああいうものの運転免許というのは
財団法人が取っています。
そして、日本に1つだけ珍しいケースで、
宗教法人が経営しているところもありますね。
京都の鞍馬寺というところが、
参詣客、お年寄りの方に
楽をしてもらおうということで、
ケーブルカーを運営しています。
その他、第三セクターもありますが、
それぞれ個別に取り上げますと、
どういう形態かというのはバラバラなので、
こうですという定義はなかなか言えませんが、
多くが国鉄の赤字ローカル線の後を受け継いで、
どうやったら鉄道を残せるかという観点から
出てきた経営形態です。


■鉄道事業者の副次的事業+鉄道事業が副次的事業(鉄道経営のステータス)
元々、鉄道事業者だった方々が、
いろんなサイドビジネスを
たくさんやっている例があります。
西鉄などは、バス、タクシー、
不動産から小売業、レジャーの経営など
というものまで、いろんなことをやっています。
これは例えば、遊園地をある場所に作ると、
そこに行くお客さんが、
自分の鉄道に乗ってくれるということになって、 
本業にもいい影響を与えるというケースが多いと思います。
逆に、鉄道経営というのは、
実に並大抵のことではないので、
なかなかやろうと思って、
誰かがスッと出来る物ではありませんけども、
いわゆる鉄道関係に素人な企業が、
新しく鉄道に参入してくるというようなケースも、
世の中ではあまり有名ではありませんけども、
若干ありますね。


例えば、こちら九州の方は
あまり知らないかもしれませんが、
私のふるさとの千葉に、
京成線の沿線にユーカリが丘駅という駅がありまして、
団地を造った山万という名前の不動産会社が、
そこから団地の中を巡る新交通システムを作りまして、
その免許を取りました。


他に、資本提携している例もあります。
例えば、高松琴平電気鉄道が経営難に陥ったときに、
地元で有名な加ト吉という企業が資本を出して、
もちろん加ト吉が鉄道を経営するように
なったわけではありませんが、
このような形の関わりというのが出てきたという、
おもしろいケースの一つですね。
根本的な考えとしては、
地域に貢献するということがあるようです。

分野: 鈴木右文准教授 |スピーカー:

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