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過去の記事詳細

QT PROモーニングビジネススクール > 過去の記事一覧 > 過去最多の労災認定 (人的資源/古川)

過去最多の労災認定 (人的資源/古川)

06/06/20

2005年度は労災認定者が
過去最多となり,新聞でも大きく取り扱われました。
仕事のうえでは,事故も含めいろいろなことが起きてしまいます。
その中で,今年特に取り上げられているのは,
脳や心臓疾患の方の認定が増えたことです。
もうひとつは鬱病などの
精神障害の方の認定がずいぶん増えました。
それぞれ固有の原因があるようです。


■ 脳,心臓疾患による認定
脳,心臓疾患の場合,
認定された方々は、やはり長時間労働の方々が多かった。
残業がほとんど毎日のように続き,
月100時間を超える方もあったそうです。
これはほんとうに休めない状況です。
身体的なストレスや疲れが
ずいぶんたまっていたに違いないですね。
また,脳,心臓疾患による認定の特徴としては,
40代,50代の方に多いことが挙げられます。
この年代は,かつてであれば
少し楽をして過ごせる年齢かもしれませんが,今は少し違います。
いろいろな意味で人手が減り,
この年代の方ががんばらざるを得ない状況になっていると思います。
そんなことが脳,心臓疾患の問題として
出てきてしまったのではないでしょうか。


■ 精神障害による認定
もう一つは鬱病などの精神障害の方が増えています。
統計をみると,こちらは20代,30代の若い世代で多い。
また,精神障害の認定は,ある職業で多い傾向がありますね。
「忙しさ」とか,あるいは仕事そのものが難しさをかかえた業種、
ピッチリといかないと終わらないような業種が多いようですね。

仕事をする中で難しさを抱えます。
わからない。かといって周りになかなか聞けないし,話せない。
というのもみんなも忙しく動き回っているため,
聞くのをちょっとためらってしまう。
よく見ると,周りの人たちもみな余裕がなくなっているわけですね。
その中でも,本当に余裕のない方には兆候があります。
ちょっと元気ないなとか,ちょっと考え込んでいるような時には,
上司の方から、一声をかけ、話を聴き、
相談に乗ってあげるようにすれば、すいぶん違うと思います。


■ 組織の強さ ―ノウハウの継承―
組織の強さの秘密は,
自分で考えて分からないところは教えてもらう,
もしくは自分から働きかけて教わることだと思います。
物をつくる仕事やアイデアを出す仕事,どの仕事でも
勘所というのは,ちょっとしたひと言で教わっていくものだと思います。
今,その教えあう(教わりあう)連鎖が脅かされており,
そして多くの組織がそのことに気づきつつあります。

重要なことは,
自分たちに必要なノウハウは何なのかをもう一度確認することです。
それを確認した上で,人事異動や新規採用で
新たに入って来た人たちに組織として伝えていくことが重要です。

分野: 古川久敬教授 |スピーカー:

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